2009/06/18

ノルディックサウンド広島、再び

(携帯から更新)

再び訪問。実は、前伺ったときに持ち合わせがなく買えなかったCDがあり、それを引き取りに行くのが主目的だったのだが、また二時間近くも長居してしまった(笑)。

買ったCDは、三枚。

スウェーデンの吹奏楽団とヨリエン・ペッテションが一緒に演奏したダールの「サクソフォン協奏曲」が入ったCD。ペッテションの演奏は、音色の線は細いものの、技術的にはかなりしっかりしている。カップリングでエドワード・グレグソンの「チューバ協奏曲」が入っていた。

吹奏楽といえば、買ってはいないが、吹奏楽絡みで聴かせていただいたノルウェーの王立吹奏楽団の演奏が凄かった。シュミット「ディソニソスの祭」やグレインジャー「リンカーンシャーの花束」などを取り上げているのだが、ヴァイオリン奏者が指揮を振っているせいか独特な表現やアゴーギクが印象的であった。そしてユーフォニアムがメチャクチャうまい!誰が吹いているんだろ。

次は、エルランド・フォン=コックの作品集。シガード・ラッシャーが「サクソフォン協奏曲」の独奏を担当している。他に収録されたオーケストラ作品も、かなり良い!一曲目の「カプリツィオ」なんて、ライヴで聴いたら興奮するだろうなあ。フォン=コックは、戦時中に民謡の宝庫と呼ばれる地方(地名失念)に駐屯しており、そのときの経験から、オリジナルの民謡風のメロディを作り出しているのだとか。初めて知った…。

最後に、なんとFINLANDIAレーベルの、ノルドグレン協奏曲集。FINLANDIAレーベルが活動を停止した今、大変貴重なCDで、以前eBayに出品されているのを見たときは、かなりの高額がつけられていたっけな。ジョン=エドワルド・ケリーが「サクソフォン協奏曲作品92」を吹いている。

録音の話もいろいろと聴いた。私が大好きなクリステル・ヨンソンの参加盤…ラーション作品集とMA EnsembleのNytorpレーベルから出ているCD…は、なんとなんと、ワンポイント録音なのだと!これには、大変驚いてしまった。あの素晴らしい録音がワンポイントかあ、想像できないな。ワンポイント録音は、最高の録音になるか最悪の録音になるか、どちらかに転ぶしかないが、あの二枚は、演奏もさることながら録音も素晴らしいと感じていたのである。

研修で一緒に広島に来ている同期(アマチュアのピアノ弾き)も連れていったのだが、かなり気に入った様子で、CDを何枚か買っていた。こういうCDやさんて、やっぱ稀だよなあ。

ああ、楽しかった!しかし、長居すればするほど散財してしまいそうだ(苦笑)。

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