2009/05/22

似ている

(携帯から更新)

ラーションの「協奏曲(1934)」と、フォン=コックの「協奏曲(1976)」の、それぞれの第1楽章ってずいぶん似ているなあ…と、それぞれのオーケストラスコアをつき合せながら眺めている。拍子(2/2)、導入部分、第1主題の音形、途中から三連符ベースの音運びになるところ、第2主題の音形、フラジオの決め場、カデンツァの音要素、等々。面白いなあ。

両方ともラッシャーに捧げられており、フォン=コックがラーションの協奏曲を耳にした可能性は、大いにありうるだろう。ここまで似ていると、もしかして「第1楽章に関しては、ラーションへのオマージュとして作曲した」とかだったらステキですな。

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