2009/05/08

オルブライト「ソナタ」の第2楽章

(携帯から更新)

コメントたくさん頂戴しているようですが、お返事できなくてすみません。PCをインターネットに繋げた折には、最優先で返信いたします。

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ウィリアム・オルブライトの「ソナタ」を聴いている。楽章構成や楽曲のスタイルから、(日本で演奏機会の多いフランス産楽曲と同様)およそ新古典主義的なものを感じる。国内での演奏機会がほとんどないのはなぜだろう。アメリカでは、ABCD(※)と同列に並べられているくらいなのに。
※A…オルブライト「ソナタ」、B…ベリオ「セクエンツァ9b」、C…クレストン「ソナタ」、D…デニゾフ「ソナタ」

第2楽章の、求心力って言えば良いのだろうか、この胸をかきむしるような悲痛なシャコンヌが素敵ですね。副題に"A Lament for George Cacioppo"とあるが、このCacioppoという人は、オルブライトも参加していた作曲家グループ"ONCE"の、創設者のひとりだそうだ。バロック時代のシャコンヌのスタイルで、淡々と奏でられてゆく旋律は、聴き手の耳を捉えて離さない。

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