2008/11/30

デザンクロ「四重奏曲」の名盤(その2)

Hardi Saxophone Quartet - Amaging Grace (Meister Music MM-1173)

私のまわりでは、あまりこのアルバムに対する評価は高くないようだが、技術レベルは相当なもの。個人的にデザンクロをテナーで吹いた身としては、二宮さんの美しいテナーに惚れる。ソプラノの大和田さんの自由奔放な発音・ヴィブラートは、諸刃の剣ではあるが、瞬間瞬間で「おおっ」と思わせる部分もあり、まあ悪くはない。そして、さすがマイスター・ミュージック:録音が良い。amazonへのリンク


Diastema Saxophone Quartet - French Saxophone Quartets (Naxos 8.554307)
デファイエ四重奏団とハバネラ四重奏団の間のミッシング・リングである。その言葉を裏付けるように演奏のバランス感覚が見事。中間地帯を自在に泳ぐその様子は、なんだか日本の四重奏団と共通する部分がある。これで録音さえ良ければ…(いくらなんでも大味すぎるだろう)。パリ管のソリストとしてでなく、ぜひ四重奏団としてぜひ来日してほしいところであるが、難しいかなあ…。

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