2008/10/04

デファイエが吹くリュエフを聴く

必要があって、デファイエのCrestのLPを聴いた。以前、木下直人さんにトランスファーしてもらったものだ。聴きながら、またもや感動してしまった。ブートリーの「ディヴェルティメント」を聴くのは、いったい何度目だろう。リュエフの「ソナタ」を聴くのは、何度目だろう。しかし、初めて聴いたときのフレッシュな感動は、未だ失われない。繰り返し聴きながら、一週間でも二週間でも、ずっと過ごしていたい。

この録音を聴くと、他のサックス関連の録音が、急に無価値なものばかりに思えてきてしまう。この演奏を知らずして、ブートリーの新録音を吹き込むことなどできるのか?リュエフを、まっとうな精神状態で吹くことができるのか?

いや、寧ろ知ってしまうほうが怖かったりして…(知らぬが仏とは良く言ったものだ)。そういえば、今年の管打楽器コンクールの予選曲(必須課題?)に、リュエフが含まれているらしい。審査員の皆さんはこの演奏を知っているわけで、そう考えるとなかなかの地雷であるような気もする。

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