2008/10/01

演奏会後記&次に向けて

今回は、いろいろをやりきった感のある演奏会だった。かねてより切望していた松雪明先生を迎えての協奏曲に始まり、国内ではなかなか演奏される機会のないフェルドの「四重奏曲」、あと、ソロで2年越しに実現した「Grab It!」など。

曲目以外では、例えば長野での演奏を一度こなしてからの本番であるとか、つくば市での室内楽向けではおそらく一番大きなのホール、カピオでの開催とか。多くの要素を盛り込んだことは挙げていったらきりがないが、とにかくやりたいことはほとんどやりました、というような演奏会になってしまった。しかし、やりたいことやったから、えらく独りよがりな演奏会ということでもなかったようで、終演後のお客様の反応や、アンケートを見ると好評であり、嬉しい気持ちとほっとした気持ちが半分ずつくらいある。

そして、次に向けて。

演奏会の次の日、さあ、次は何をしようかというところではたと立ち止まってしまった。やりたいことはあるのに、どれも準備期間とのバランスがとれないのだ。私は本年度をもって大学院の博士前期課程を卒業することになるのだが、その修士論文との兼ね合い、メンバーの多くも卒業論文に着手しているなか、何ができるのだろうと考え込んでしまったのである。

まる一日悩んだ挙句、次の日はボーっとしながら過ごし、そして今日。ぼちぼち学園祭の準備もしなければなあというところで、練習場所でまったりと個人練習をしながら、次の演奏会に向けてのプログラムを組み立てていた。いくつかの案が浮かんでは消えるうち、なんとなくおぼろげながらも形が見えてきた(自分の中で)。今度メンバーに会ったときに、話してみよう。

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