2008/06/15

Eugene Bozza「Aria」

ウジェーヌ・ボザ Eugene Bozza(1905 - 1991)は、パリ・コンセルヴァトワールに学んだ作曲家、指揮者。サクソフォンのために「11のエチュード」「アンダンテとスケルツォ」「コンチェルティーノ」「イタリア綺想曲」などを手がけ、現在でもボザの作品が演奏される機会は多い。指揮者としてはオペラ・コミークなどで活躍し、教育者としてはValenciennes音楽院などで教鞭をとった。

サックスを吹いている人ならば、ほとんど誰もが知っている「アリア Aria」。マルセル・ミュールの委嘱で1936年に書かれた、ほんの数分の小品である。

タイトルの下には但し書きとして「after the Manuel for the Fantasy in F of J.S. Bach」とあるのだが、これはバッハの「Pastorale BWV590」のc-mollの第3楽章"Aria"を素材として使用し、サクソフォンとピアノのために書き下ろしたもの、ということになるようだ。

ちょっと探したら、MIDIファイルを見つけたので、リンクを貼っておく。おお、確かにあのおなじみのメロディだ。
http://www.geocities.jp/pastorel2/midi/bwv590_3.mid

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