2007/10/13

こんな時代だからこそ

インターネット利用環境のエンドユーザへの浸透は、私たちの生活を大きく変えてしまった。家にいながらにして、地球の裏側で起こった出来事をキャッチすることができ、また逆に、手元のコンピュータから世界に向けて情報を発信することができる。

音楽の世界においては、音楽家・愛好家たちが自らのWebサイトを立ち上げ、世界へ向けて情報を発信することが広まった。さらに、近年Weblogの普及により、特別な専門知識がなくともブログサイトを作成することができるようになった。結果、国内・海外問わずプロのサックス吹きの方々のWebサイト・ブログがたくさん存在しているということは、今さら述べるまでもないだろう。

しかし、こんなにインターネットが身近にありながら、サクソフォンの世界において実際に情報発信を行っている人は少ない。半分どころか、一定以上の更新を行っているWebサイト・ブログは、サックスを吹いている人全体の一割にも満たないのではないか。敢えて、演奏家側だけに注目したとしても、ブログ等を運営している人は(増えつつはあるものの)まだまだ少ないと言える。

人々がインターネットを利用して情報を入手する、こんな時代だからこそ「情報発信」は重要だと思うのだ。私も、サイトやブログを運営している奏者であれば、名前を見た瞬間に「知っている!」と(勝手に親しみが湧きつつ)思うものだが、情報発信していないような聞いたことのない名前だと、コンサート情報で名前を見てもいったいどんな方なのだかさっぱり。アンテナをがんばって張っている私ですらこれだもの、ごく普通の音楽ファンに、名前が届くはずもなく。

演奏家として一般に名前を知らしめると言えば、10年前まではコンクールなどで入賞するくらいしか方法がなかったものだとも思うのだが、いまや状況は劇的に変わりつつある。インターネットの力は強大だ。愛好家側としても、インターネットを通じて音楽家の情報を手に入れることができるようになるのは、ありがたいことなのだ。

というわけで、期待しています>どなたか。サックス吹きの方のブログが増えてくれると、嬉しいです。最近はmixiに人が流れているようだが、やはりここは世界へ向けて、WWW上で情報公開を!

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