2006/03/14

吹奏楽やってます

大学の吹奏楽団引退後も(大変ありがたいことに)訳あって何度か合奏に乗せていただいているのだが、普段サックスとの合わせをメインでやっているせいか、ほかの楽器とのアンサンブルはとても勉強になる。

吹奏楽の中でテナーサックスのポジションと言ったら大抵はホルンやユーフォニアムと重ねることが主なので、そんなときにどんなサウンドを出すのか一回一回の試行錯誤がシビアで面白い。音量で言えば金管にかなうはずもないので、適度なダイナミクスで音程を揃えつつなによりピタッとはまる音色が必要だ。いろいろ考え作った音色が「ほかと合っていないよ」と言われることも。むむむ、難しい。

また今日はなんと、歌との合わせに少しだけ参加することができた。これまたアンサンブルが楽しく、難しい!プッチーニのオペラの一部を吹奏楽でやってしまうという試みからして尋常ではないが、パートの休止部分で「歌」の豊かな表現力を聴き、「あー、管楽器じゃこんな表現は無理だな」とか「少しでも近づいたら楽しいだろうな」と思いながら感動したりコンプレックスの塊になったりを繰り返していた。

やはりまずなにより音色か?楽器のサウンドを良くするにはほかの楽器、弦、歌を聴けと言うけれど、実はかなり信憑性あるものではないかとようやくこの歳になって気づいたのだった。もうちょっと自分の音の推敲が必要だ!もっといい音出したい!

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