2006/01/25

デザンクロ全曲演奏

週末の発表会で、デザンクロ「四重奏曲」全楽章の演奏を予定している。といっても、出入り含めて13分という制限時間のため、大幅なカットを施したバージョンでの演奏。三楽章は去年の全国大会のためにたくさんさらったが九ヶ月もたてば忘れるもので、元の勘を取り戻すのに必死だ。…カットバージョンとはいえ、通して吹くとかなりしんどい。今年の春に予定している四重奏での自主公演では「ノーカットでの演奏!」を計画しているので、とりあえずそのためのトレーニングだと思っている。

しかしデザンクロの「四重奏曲」って、初めて聴いたときはパワフルで、かっこいい部分が耳に残るものだけれど、意外とそうでない部分(流暢なニュアンスで吹く部分)が多い。mp以下でのニュアンスの変化を楽器で必要とする場所だが、コントロールできれば相当楽に吹くことができるのではないのかしらん、と思えてきた。しかし、この「mp以下における微妙なニュアンスの変化」がどうしてもできないのだ!mf以上での変化は息で何とかなるが、mp以下となるともう、アマチュアならば大半の奏者は同じ表現になってしまう…録音して聴いてみても一目瞭然だ。

こういうところのコントロール能力が、プロとアマチュアの違いの一つなのだろう。指が回っても、縦が合っても、ピッチが合っても、こればっかりは短期間の訓練ではどうにもならない。どうやって練習すればいいのやら。

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