2005/05/08

近代・現代フランス音楽入門

サクソフォンの様々な作品に接していると、当然のように他のフランス音楽にも興味が出てくるものだ。私自身、好きな作曲家を挙げるだけでもラヴェル、ドビュッシー、シュミット、ミヨー、メシアン、ジョリヴェと、近代~現代のフランス音楽への興味は尽きない。そこで(?)フランス音楽好きにオススメの一冊、磯田健一郎著「近代・現代フランス音楽入門」(音楽之友社)。
サティブームの流れに乗った1991年の出版で、現在は販売されているか確認が取れないが、近代フランス音楽における知識を軽く蓄えるには絶好の名著であると思う。作曲家吉松隆氏(!)の推薦文にもあるとおりとてもポップな文体で調子よく語られる磯田節炸裂の本書はとても読みやすく幅広い音楽愛好家におすすめ。

須川展也のレコーディングを何度もプロデュースしている磯田氏だけあり、主要作品リストにサクソフォン作品が多く顔を出すのが嬉しいところ。

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