2005/05/31

実相寺昭雄の「魔笛」

少し前の話だが、二期会のオペラ公演でモーツァルト「魔笛」(実相寺昭雄演出)が面白かった(伴奏は下野竜也指揮東京フィル)!!もしかしたら話のタネにしかならないけど、こんな演出で楽しめるのはオペラ嫌いの私ならではでしょうか。おかげでシュトゥットゥガルト歌劇場のコンヴィチュニー演出の魔笛にまで興味が沸いてきてしまった。

タミーノが機械式の怪物列車と戦う冒頭からして鮮烈だし、ライトセーバー(もどき)を携えた三人の従者に、面白くて憎めないパパゲーノ。魔笛を吹けば獣たち(ウルトラマンの怪獣たち、カネゴンやレッドキングがいたぞ)が寄り添い、首吊りの木とパパゲーノが漫才を始め、パパゲーノとパパゲーナは出会いを喜びながら愛の二重唱にあわせて××体操をするという…。「たくさんのパパゲーノとパパゲーナ」はキューピー人形がたくさん生まれて最後にはなんと!

久々に大笑いしました。いやあ、よかったなあ。ばんざいNHK芸術劇場。

0 件のコメント:

コメントを投稿