昨年12月、ラ・パルマで開催された世界サクソフォン・コングレスにおけるライヴ映像で、ヴァンサン・ダヴィッド「Elementum」の、ハバネラサクソフォン四重奏団による演奏。高難易度のコンテンポラリー作品であっても、透明度が高くすっきりと先を見通すかのようなパフォーマンスは、ハバネラ四重奏団の真骨頂であろう。
シーンによっては非常に魅力的な響きが聴こえてきて楽しい。まだ出版もされておらず、レパートリーとしては認知度が低いが、いずれ広く取り上げられていきそうな予感がある。
昨年12月、ラ・パルマで開催された世界サクソフォン・コングレスにおけるライヴ映像で、ヴァンサン・ダヴィッド「Elementum」の、ハバネラサクソフォン四重奏団による演奏。高難易度のコンテンポラリー作品であっても、透明度が高くすっきりと先を見通すかのようなパフォーマンスは、ハバネラ四重奏団の真骨頂であろう。
シーンによっては非常に魅力的な響きが聴こえてきて楽しい。まだ出版もされておらず、レパートリーとしては認知度が低いが、いずれ広く取り上げられていきそうな予感がある。
ダニエル・デファイエ Daniel Defffayet氏関連の、所持録音リストを更新。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1c98A6VaRUuYaFOOw8MycHDwJ9aFtiwYdx_pq32VGxOI/edit?usp=sharing
ラジオ・フランスの放送用録音を追加した。カルメルの「コンチェルト・グロッソ」が珍しいが、1988年のコングレスの録音のようにも聴こえる…。折を見て同定作業を実施する予定。
イタリアのサクソフォン奏者Daniele Faziani氏の多重録音による四重奏アルバム「Il volo del sax」。名前は存じなかったのだが、かなりベテランの域に入る奏者のようで、1980年代から各所で活躍していたそうだ。詳細なプロフィールはこちらのリンク先が詳しい。
四重奏の多重録音というと、ありそうであまり無く、国内では林田和之氏のYouTubeチャネルが有名だが、こういったまとまった形でのアルバムはあまり聞いたことがない。
おそるおそる聴き始めたのだが、意外にも(?)実にまっとうな演奏で、それぞれの作品がかなり高いレベルで演奏されていることに驚かされた。2015年の出版ということだから、これまでノーチェックであったことが勿体なかった。
Roberto Di Marinoの「Quartetto II」といえば、ネット黎明期にオンライン上で楽譜を入手できた数少ない曲のうちのひとつで、そんなニッチな作品が取り上げられていることに驚いたが、過度にメロディアスにならない、節度ある演奏。「カルメン」のメドレーも、短いながら面白い仕掛けが多く、とても楽しめる(アンコールピースとして良さそう)。デザンクロの「四重奏曲」も名録音と呼ばれているものに引けを取らない、というと言い過ぎかもしれないが、数多ある録音の中でもかなり良いほうに位置するもののように思えた。
ストリーミングサービス等で聴くことができる。YouTube Musicのリンクは下記。