tag:blogger.com,1999:blog-11373094450449664582024-03-19T17:48:39.115+09:00diary.kuri_saxoサクソフォンのことを書き連ねています。<br>
Webページ:<a href="https://kuri-saxophone-website.on.drv.tw/kuri_saxo/">kuri_saxo</a>(更新停止)<br>
メール:kuri_saxo@yahoo.co.jpkurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.comBlogger4083125tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-61060163089846654352024-03-18T10:38:00.001+09:002024-03-18T10:38:35.542+09:00Quatuor LaloyのCDを紹介<p>…ということで、以前も紹介したのだが、あまり知られていないようなので再掲。Nicolas Arsenijevic氏が参加した商用録音の中で、個人的に最も好きなもの。</p><p>Arsenijevic氏がソプラノを務めるQuatuor Laloyという四重奏団で、2008年の結成。最新の状況としてアルトにEva Barthas氏が参加したとの情報もあるが、公式サイトが消滅しており、確証が得られていない。この「Diptyque」というアルバムは2014年の録音で、その際のメンバーは下記の通り。</p>Nicolas Arsenijevic, saxophone soprano<br />Guillaume Berceau, saxophone alto<br />Vincent Dupuy, saxophone ténor<br />Julien Bire, saxophone baryton<br />Sébastien Farge, accordéon<br />Jérôme Souille, batterie<br /><p>YouTube上のプレイリストから全編を聴くことができる。これは、コロナ流行時のロックダウンの際、様々なコンサートがキャンセルとなる中で、オンライン上で聴衆に楽しんでもらおうとの試みにより公開されたものである。</p><p><a href="https://www.youtube.com/watch?v=hWkAI1xMqzw&list=PLImaPFgp5SM9Po_JlcEKVyWdE2Eyyp9DZ&index=1">https://www.youtube.com/watch?v=hWkAI1xMqzw&list=PLImaPFgp5SM9Po_JlcEKVyWdE2Eyyp9DZ&index=1</a></p><p>アコーディオン・パーカッションも交えての、クレツマー音楽を中心とした内容。サクソフォンならではの機動性とボーダレスな音色が、作品にマッチしている。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjgUCv0h7HpKgjnS1VXESbtvAgXKqSMrl2-P_4RVH8MdfSquEUCh9zMOKSvn8KmYSRAtL5exKTqXbfT9QWRndgMOxjM-FkWGXw4ybJIyObsTZcFz5eR7U6927DVuyy3xO0tTZDCWIWfpp7syQinvAg7C20AUp-dCNlu96E7ag2BNzZ66FCoyuicM94bz10/s396/quatuor_laloy_diptyque.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="394" data-original-width="396" height="318" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjgUCv0h7HpKgjnS1VXESbtvAgXKqSMrl2-P_4RVH8MdfSquEUCh9zMOKSvn8KmYSRAtL5exKTqXbfT9QWRndgMOxjM-FkWGXw4ybJIyObsTZcFz5eR7U6927DVuyy3xO0tTZDCWIWfpp7syQinvAg7C20AUp-dCNlu96E7ag2BNzZ66FCoyuicM94bz10/s320/quatuor_laloy_diptyque.png" width="320" /></a></div>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-40769948396658220372024-03-17T14:50:00.004+09:002024-03-17T14:50:14.649+09:00パリ国立高等音楽院サクソフォン科の新教授はNicolas Arsenijevic<p>表題の通り、クロード・ドゥラングル教授の退官に伴う来年度以降のパリ国立高等音楽院 CNSMDPの教授が、選考の結果、Nicolas Arsenijevic ニコラ・アルセニイェヴィッチ氏に決定したとのこと。</p><p>カタカナ表記については、下記を参考にしたが、元の名前のスペルミス等もありなんとも言えないところで、今後落ち着くまで時間がかかりそう。そういえば、ドゥラングル氏も、2007年あたりに「ドラングル」という表記が流行ったりした。個人的にカタカナ表記はけっこう重要な情報ので、ぜひ野中貿易様あたりに早めに制定いただきたいところ。</p><p><a href="https://ameblo.jp/chiharulemarie/entry-12817374181.html">https://ameblo.jp/chiharulemarie/entry-12817374181.html</a></p><p>初めてNicolas Arsenijevic氏の名前を知ったのは、無名時代に、彼の演奏するサン=サーンスの「序奏とロンド・カプリツィオーソ」の録音によって、だ(確か大西智氏さんに聴かせてもらったような)。世界最先端のフランスのサクソフォン界が次のステージへと移行を開始している時期のもので、その鮮やかな演奏に驚いた記憶がある。その後、ディナンのコンクールのライヴ中継や、クロアチアのコングレスで実演に触れたこともあるし、折につけ見る名前だったが、まさかこのサクソフォンの世界最高学府の教授に就任とは。</p><p>CNSMDPのサクソフォン科は、このグローバリゼーションの時代となってなお、世界のサクソフォンのトレンドを築く中心地といえる。Nicolas Arsenijevic氏がどのように動いていくのか…注目していきたい。</p><p><br /></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgdoYPaqtOoGjOJxXalOG4gSzxQS6WdTF2NFXZtc9XVp3TyKRKYTKgVVA1cbV1byssSQ9hTvV4fV2E-YH-gDqwg9-ObZtl4rA_YiTk4WNsFkaxww_O0I-8uhksVBcL0YFPwLksaPMtQ6bxaYcPSXZyTSKKzcYGK0ZgIEcxlkAK5NPq8ygND4hdY-y-JSuo/s709/nicolas_arsenijevic.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="709" data-original-width="618" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgdoYPaqtOoGjOJxXalOG4gSzxQS6WdTF2NFXZtc9XVp3TyKRKYTKgVVA1cbV1byssSQ9hTvV4fV2E-YH-gDqwg9-ObZtl4rA_YiTk4WNsFkaxww_O0I-8uhksVBcL0YFPwLksaPMtQ6bxaYcPSXZyTSKKzcYGK0ZgIEcxlkAK5NPq8ygND4hdY-y-JSuo/s320/nicolas_arsenijevic.png" width="279" /></a></div><p></p>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-83944286065787757082024-03-10T17:00:00.003+09:002024-03-10T17:02:24.594+09:00SAXIDEA "Hommage"新生SAXIDEAのアルバム第二弾が、NATレーベルより発売された。これでCDを入手‥などとなると、アメリカへの輸入は時間がかかるが、発売の瞬間に聴くことができるのは、やはり配信の利点の一つだ。<div><br /></div><div>武藤賢一郎(Ss)、茂木建人(As)、小山弦太郎(Ts)、歌頭諒(Bs)という師弟カルテット。日本人初のパリ国立高等音楽院卒業生にして、国際コンクール入賞者という唯一無二の経歴を持つ武藤氏。いまだにその技術・音楽性は健在であり、弟子とともに大曲を見事に創り上げている。収録は、ブーニョ、シュミット、グラズノフ。</div><div><br /></div><div>武藤氏の演奏に着目すると、(例えば年齢による)後退の姿勢など一切を感じさせず、それはソプラノサクソフォンの音色・音楽性ともに、稀にアンサンブルの上で先行しすぎるきらいに反映されるのかもしれないが、とにかく圧倒される演奏だ。弟子である他の3名が、いまこの時点でもかなりのものだが、さらにタガが外れたときに、いったいどんな次元の演奏になるのだろうかと、そんな妄想をしてしまう。次のアルバムも期待したい(ぜひ、旧SAXIDEAでも録音していたベルノーの再来を!)。</div><div><br /></div><div>個人的にはブーニョの録音が嬉しい。商用録音として、私が知る限りはJacques DeslogesのLPアルバムに収録されているくらいで、CD時代に取り上げられたことを聞いたことがない。小品として扱われてしまうことも多いが、個人的には他の数あるネオ・クラシカルスタイルの作品と遜色ないと考えており、これをきっかけに現代でも取り上げられることが増えてほしい。</div><div><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEifcYPASsnpEnyCqFH43Msrtq8IAJbDZTEknYTb6ysvBWBw7NC1zq_vOIe5p5VfoKb0z9h0Pc7Dqt_6wvfAzQ-bSd60-uQo2vVHJxfaSIXc1HN_Ft8pisnOguCmb-hEwQ2QGJb74_Zd-PcLVGw0Xx5gzL5VSGth2Xmx3WJNMzYOY-zNOZlbo3tcHB5BWpA/s914/Screenshot_20240309-235843.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="914" data-original-width="911" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEifcYPASsnpEnyCqFH43Msrtq8IAJbDZTEknYTb6ysvBWBw7NC1zq_vOIe5p5VfoKb0z9h0Pc7Dqt_6wvfAzQ-bSd60-uQo2vVHJxfaSIXc1HN_Ft8pisnOguCmb-hEwQ2QGJb74_Zd-PcLVGw0Xx5gzL5VSGth2Xmx3WJNMzYOY-zNOZlbo3tcHB5BWpA/s320/Screenshot_20240309-235843.png" width="319" /></a></div><br /><div><br /></div>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-56266408541923114952024-03-04T10:33:00.002+09:002024-03-06T02:18:32.096+09:00Jacques Murgierの協奏曲集<p>ダニエル・ゴーティエ Daniel Gauthierは、カナダ生まれ、その後ドイツで活躍している奏者。ボルドー音楽院でロンデックスに師事。近年ではAlliages Quartettとしての活動が有名。メディアへの露出も多い。</p><p>オーケストラ奏者としての演奏も有名で、ハインツ・ホリガー指揮シュトットガルト放送交響楽団と共演したドビュッシー「ラプソディ」の録音は同曲の最高の録音の一つとして名高い。</p><p>そんなゴーティエ氏が、1996年に録音したJacques Murgierの協奏曲集の録音を聴いた。「アルトサクソフォンと弦楽オーケストラのための協奏曲」という作品で、ネオ・ロマンティックとでも表現できそうなスタイルの作品を、明るい良く通る音色で見事に演奏している。こういう音色を躊躇なくオーケストラとぶつけ合うことのできる奏者ってなかなか居ないなあと、30年近く前の世界に思いを馳せている。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiGHb9e2UTeGNMvWHojcvqbZE3Fu9hPRqTxl1KTtTfIFOkbAOn6SyAWvuap9NDLBKWDx8VyQEk8a5MITpaONjZA7r0S-Zt0eHpCdL95rSFpTuLleBiSZjPRWu8cCZorfB0zNW9a8qDCX_JOJuFaM_6bCdYl1jzBNRVFxavhs_mCeG_C20b1UVpg2a842z0/s373/jacques_murgier.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="373" data-original-width="369" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiGHb9e2UTeGNMvWHojcvqbZE3Fu9hPRqTxl1KTtTfIFOkbAOn6SyAWvuap9NDLBKWDx8VyQEk8a5MITpaONjZA7r0S-Zt0eHpCdL95rSFpTuLleBiSZjPRWu8cCZorfB0zNW9a8qDCX_JOJuFaM_6bCdYl1jzBNRVFxavhs_mCeG_C20b1UVpg2a842z0/s320/jacques_murgier.png" width="317" /></a></div><br /><p><br /></p>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-31022287672912294352024-03-03T08:53:00.004+09:002024-03-04T09:20:26.230+09:00こんなところにIngolf Dahlの名前<p>こどもたちがスヌーピーにハマっている関係で、昔のピーナッツの映画「A Boy Named Charlie Brown」を観た。途中、ベートーヴェン大好き、シュローダーがピアノで「ピアノ・ソナタ第8番"悲愴"」を弾く場面が出てくるのだが(その時の映像はややサイケデリックで面白い)、それがまあ見事な演奏で、劇中でも印象に残る箇所であった。</p><p>誰が弾いているのかなと思ってクレジットを見ると、なんとIngolf Dahlの名前が!作曲者としてだけではなく、ピアニストや指揮者としても活躍していたことは知っていたが、まさかこのようなところで発見するとは思わず、驚いてしまった。以下、英語版のWikipediaからの抜粋の翻訳だが、しっかりその映画についても触れられている。</p><p><i>彼はエンターテインメント業界でも働き、 1941年にエドガー・バーゲンと彼の人形劇のピアニストとしてツアーし、その後1942年と1956年にはコメディアンのグレイシー・フィールズのためにツアーを行った。彼はトミー・ドーシーのために編曲をプロデュースし、ヴィクター・ボルジの編曲者兼指揮者を務めた。彼はベニー・グッドマンにもクラシックのレパートリーの個人レッスンを与えた。彼は、フォックス、ゴールドウィン・スタジオ、コロンビア、ユニバーサル、 MGM、ワーナー・ブラザース、およびポストプロダクション会社トッド・AOの多くの映画のサウンドトラック・オーケストラで鍵盤楽器を演奏した。彼はテレビ番組『トワイライト・ゾーン』にも取り組みました。この作品がもたらした収入には感謝しているが、『スパルタカス』の制作中、音符は他のいくつかの楽器でも倍増されているのに、「チェレステでいくつかの音を鳴らす」ことがいかに無意味であるかについて不満を漏らしていた。ダールは弟子のポール・グラスが『アブダクターズ』 (1957年)のサウンドトラックを指揮し、 1969年のアニメーション映画『A Boy Named Charlie Brown』ではベートーヴェンの悲愴ソナタの第2楽章と第3楽章の両方を演奏した。</i></p><p><a href="https://en.wikipedia.org/wiki/Ingolf_Dahl">https://en.wikipedia.org/wiki/Ingolf_Dahl</a></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgJJI67sq-Jv3jJVSX-_curQ16Vccu6dMcjN1_zi4Q7oFLT0HhQb9gFhs9cOLiDLfqi3S8l7e6P19Kj3Fd3BdVtnLKRLc5V8XwHrvdGkhfKuVr6HWneXBJNHbmWqNUMvhClQsqDJfLmpQXkjfa8Bg-CdM7g1K7_U_tCLSfghSh2lLLHQMHMn8a9AsKR8pw/s831/ingolf_dahl_snoopy.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="484" data-original-width="831" height="186" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgJJI67sq-Jv3jJVSX-_curQ16Vccu6dMcjN1_zi4Q7oFLT0HhQb9gFhs9cOLiDLfqi3S8l7e6P19Kj3Fd3BdVtnLKRLc5V8XwHrvdGkhfKuVr6HWneXBJNHbmWqNUMvhClQsqDJfLmpQXkjfa8Bg-CdM7g1K7_U_tCLSfghSh2lLLHQMHMn8a9AsKR8pw/s320/ingolf_dahl_snoopy.png" width="320" /></a></div><br /><p><br /></p>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-2436847814214298792024-02-12T17:14:00.005+09:002024-02-12T17:14:44.872+09:00HabaneraSQ plays Vincent David "Elementum"<p>昨年12月、ラ・パルマで開催された世界サクソフォン・コングレスにおけるライヴ映像で、ヴァンサン・ダヴィッド「Elementum」の、ハバネラサクソフォン四重奏団による演奏。高難易度のコンテンポラリー作品であっても、透明度が高くすっきりと先を見通すかのようなパフォーマンスは、ハバネラ四重奏団の真骨頂であろう。</p><p>シーンによっては非常に魅力的な響きが聴こえてきて楽しい。まだ出版もされておらず、レパートリーとしては認知度が低いが、いずれ広く取り上げられていきそうな予感がある。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><iframe allowfullscreen="" class="BLOG_video_class" height="266" src="https://www.youtube.com/embed/kO_5jaaBqOA" width="320" youtube-src-id="kO_5jaaBqOA"></iframe></div><br /><p><br /></p>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-53751500310295654032024-02-04T16:49:00.008+09:002024-02-04T16:50:10.339+09:00デファイエ氏の所持録音リスト更新<p>ダニエル・デファイエ Daniel Defffayet氏関連の、所持録音リストを更新。</p><p><a href="https://docs.google.com/spreadsheets/d/1c98A6VaRUuYaFOOw8MycHDwJ9aFtiwYdx_pq32VGxOI/edit?usp=sharing">https://docs.google.com/spreadsheets/d/1c98A6VaRUuYaFOOw8MycHDwJ9aFtiwYdx_pq32VGxOI/edit?usp=sharing</a></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhe8Y0RHbpDihegcaIUee38Qoi4txRI6u59E7riJnvqdgFlMOjElEuvK3qr5cM5Hl14jIKLJZMzz4xkgADKuec1krOghTL6CkwYYJJSmo3ejloNEbeymXNCmjY-mazQw-cjxhc8Jo7zkv-olHyo9ovpF7NjUsU8zjDXjtvSACvNxUDkLu5q-qYoTOWNntY/s1594/deffayet_radiofrance.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="195" data-original-width="1594" height="39" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhe8Y0RHbpDihegcaIUee38Qoi4txRI6u59E7riJnvqdgFlMOjElEuvK3qr5cM5Hl14jIKLJZMzz4xkgADKuec1krOghTL6CkwYYJJSmo3ejloNEbeymXNCmjY-mazQw-cjxhc8Jo7zkv-olHyo9ovpF7NjUsU8zjDXjtvSACvNxUDkLu5q-qYoTOWNntY/s320/deffayet_radiofrance.png" width="320" /></a></div><p>ラジオ・フランスの放送用録音を追加した。カルメルの「コンチェルト・グロッソ」が珍しいが、1988年のコングレスの録音のようにも聴こえる…。折を見て同定作業を実施する予定。</p>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-50176676993695947962024-02-03T17:06:00.006+09:002024-02-03T17:09:23.141+09:00Daniele Fazianiの多重録音アルバム<p>イタリアのサクソフォン奏者Daniele Faziani氏の多重録音による四重奏アルバム「Il volo del sax」。名前は存じなかったのだが、かなりベテランの域に入る奏者のようで、1980年代から各所で活躍していたそうだ。詳細なプロフィールは<a href="https://www.ilsaxofonoitaliano.it/artisti/faziani-daniele/">こちらのリンク先</a>が詳しい。</p><p>四重奏の多重録音というと、ありそうであまり無く、国内では<a href="https://www.youtube.com/channel/UCZ8KFyFBK3tBsLBdXN1nT3w">林田和之氏のYouTubeチャネル</a>が有名だが、こういったまとまった形でのアルバムはあまり聞いたことがない。</p><p>おそるおそる聴き始めたのだが、意外にも(?)実にまっとうな演奏で、それぞれの作品がかなり高いレベルで演奏されていることに驚かされた。2015年の出版ということだから、これまでノーチェックであったことが勿体なかった。</p><p>Roberto Di Marinoの「Quartetto II」といえば、ネット黎明期にオンライン上で楽譜を入手できた数少ない曲のうちのひとつで、そんなニッチな作品が取り上げられていることに驚いたが、過度にメロディアスにならない、節度ある演奏。「カルメン」のメドレーも、短いながら面白い仕掛けが多く、とても楽しめる(アンコールピースとして良さそう)。デザンクロの「四重奏曲」も名録音と呼ばれているものに引けを取らない、というと言い過ぎかもしれないが、数多ある録音の中でもかなり良いほうに位置するもののように思えた。</p><p>ストリーミングサービス等で聴くことができる。YouTube Musicのリンクは下記。</p><p><a href="https://music.youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nOju_GwKJ_16wBOUZ8lEOPiOY_Caalggc&si=wz6xsNLlfDr-DFLp">https://music.youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nOju_GwKJ_16wBOUZ8lEOPiOY_Caalggc&si=wz6xsNLlfDr-DFLp</a></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiTdbHybT7jjCQU7oJjkHWk5vyUpy-wze1UgoRHnaIyvs-0bGsMV2RugJHUmHms_IyNQmng3HzXapJDV7s0Da1JVyBz8Bf2DuPMOQr9sxNgao2O5Sq7FAo3z6vBlWCn2FaeFBuy3IfOPXdfbOxKDkxhzSwfxvJEHLE6sotIhMuU3xAOPsrdQyMIz_YX5K0/s544/faziani_ilvolodelsax.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="544" data-original-width="544" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiTdbHybT7jjCQU7oJjkHWk5vyUpy-wze1UgoRHnaIyvs-0bGsMV2RugJHUmHms_IyNQmng3HzXapJDV7s0Da1JVyBz8Bf2DuPMOQr9sxNgao2O5Sq7FAo3z6vBlWCn2FaeFBuy3IfOPXdfbOxKDkxhzSwfxvJEHLE6sotIhMuU3xAOPsrdQyMIz_YX5K0/s320/faziani_ilvolodelsax.jpg" width="320" /></a></div><br /><p><br /></p>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-53975530926430809822024-01-29T15:48:00.002+09:002024-01-29T15:48:25.063+09:00M.Weiss plays Legende by Caplet<p>スイスのサクソフォン奏者、マルカス・ワイス Marcus Weiss氏が、室内楽団とともに演奏するアンドレ・カプレ「伝説」の録音。商用流通しているとは聴いたことがないが、放送用録音だろうか。</p><p><a href="https://archive.org/details/cd_music-of-andre-caplet_andre-caplet/disc1/">https://archive.org/details/cd_music-of-andre-caplet_andre-caplet/disc1/</a></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgjum8PxMcD2N-WGVoIGHMMZ7KKBMycahqwWjiO1n0fxMT-rsh6jEmclBg3GvCH5SdsUrYKY0ensI3_ILPcLSBTD9WZh_FERXzADqGZYUN4JNh_86FSU4Xmtlv9eiRpOZ3A9AKxvllXVne1uWoVOC2LxuxwD9xP4Bh9ElVHtsJVCC29S29cqTtyHkhZz54/s1092/marcus_weiss.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="810" data-original-width="1092" height="237" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgjum8PxMcD2N-WGVoIGHMMZ7KKBMycahqwWjiO1n0fxMT-rsh6jEmclBg3GvCH5SdsUrYKY0ensI3_ILPcLSBTD9WZh_FERXzADqGZYUN4JNh_86FSU4Xmtlv9eiRpOZ3A9AKxvllXVne1uWoVOC2LxuxwD9xP4Bh9ElVHtsJVCC29S29cqTtyHkhZz54/s320/marcus_weiss.png" width="320" /></a></div><br /><p><br /></p>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-26667424928997821472024-01-28T13:59:00.001+09:002024-01-28T14:06:19.517+09:00デファイエ氏の所持録音リスト更新<p>ダニエル・デファイエ Daniel Defffayet氏関連の、所持録音リストを更新。</p><p><a href="https://docs.google.com/spreadsheets/d/1c98A6VaRUuYaFOOw8MycHDwJ9aFtiwYdx_pq32VGxOI/edit?usp=sharing">https://docs.google.com/spreadsheets/d/1c98A6VaRUuYaFOOw8MycHDwJ9aFtiwYdx_pq32VGxOI/edit?usp=sharing</a></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjwt03XZQbruWcQaO6xWfKA8dZBpe4YDKN6TKYC43ZWPVF1f2NKV7VMAlOoH2NH5Hd11FqLjUu3ceaiRN_JmQ73TV2BSqAByv9eiVDNis9a9CH_JQG0LCx4qYYlrIKhL6k451o1L_cf6sLQ865813_W4NcmKet0vKMIt2K8G45Za8YIISn0Vn_DEi7syEc/s1575/deffayet_quatuor1977_showa1992.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="352" data-original-width="1575" height="72" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjwt03XZQbruWcQaO6xWfKA8dZBpe4YDKN6TKYC43ZWPVF1f2NKV7VMAlOoH2NH5Hd11FqLjUu3ceaiRN_JmQ73TV2BSqAByv9eiVDNis9a9CH_JQG0LCx4qYYlrIKhL6k451o1L_cf6sLQ865813_W4NcmKet0vKMIt2K8G45Za8YIISn0Vn_DEi7syEc/s320/deffayet_quatuor1977_showa1992.png" width="320" /></a></div><p></p><p>1977年のデファイエ四重奏団の日本でのリサイタルと、1992年日本での最後のリサイタルとなった、昭和音楽大学での藤井一興氏との共演を追加した。</p>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-82819408323946071012024-01-28T04:33:00.003+09:002024-01-28T04:33:49.817+09:00F.Daneels plays Ballade by Absil<p>1921年生まれ、かつてブリュッセル王立音楽院の教授を務めるなど、ベルギーを代表するサクソフォン奏者の一人であったフランソワ・ダニール François Daneels氏。その録音がInternet Archiveに上がっている。ジャン・アブシルの「サクソフォンとピアノ、オーケストラのためのバラード」という作品の演奏で、私は初めて聴いた。</p><p><a href="https://archive.org/details/cd_jarnach-erbse-kuula-schroeder-absil-compos_philip-jarnach-heimo-erbse-toivo-kuula-her/">https://archive.org/details/cd_jarnach-erbse-kuula-schroeder-absil-compos_philip-jarnach-heimo-erbse-toivo-kuula-her/</a></p><p>サクソフォンとピアノのインタープレイが面白く、ネオ・ロマンティックとでも表現できる(アブシル)らしい響き。ダニール氏の濃密な音色は、存在感抜群だ。写真は、フランソワ・ダニール氏の近影。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj7-kJ5eoPctGIiToKryIMhU-pYvvDjmFTef-kLCdktKQODgbWmGrnhlEAWXL-0Jqhz-aeBt-iNW5iBI4iPPA441re7VJBy2RXyUgD33p_KnnsIcpfcmBqHn1riCbogluLoLqPCWtmeIVr_qLVEIRLqwSFWvEmAQbczXC-v6UC0HejA8lkHe7JRjNVm7bo/s640/francois_daneels.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="615" data-original-width="640" height="308" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj7-kJ5eoPctGIiToKryIMhU-pYvvDjmFTef-kLCdktKQODgbWmGrnhlEAWXL-0Jqhz-aeBt-iNW5iBI4iPPA441re7VJBy2RXyUgD33p_KnnsIcpfcmBqHn1riCbogluLoLqPCWtmeIVr_qLVEIRLqwSFWvEmAQbczXC-v6UC0HejA8lkHe7JRjNVm7bo/s320/francois_daneels.png" width="320" /></a></div><p><br /></p>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-60449391991917577922024-01-27T15:15:00.003+09:002024-01-27T15:15:38.718+09:00ハバネラ四重奏団の大阪ライヴ盤<p>ときどき思い出したように聴きたくなるCD。今となっては入手困難なのが非常に残念なのだが、現代におけるサクソフォン四重奏のありとあらゆるCDの中で、頂点に位置するものだと言い切ってしまいたいものだ。</p><p>マルセル・ミュール四重奏団が創始したクラシック界のサクソフォン四重奏は、ダニエル・デファイエ四重奏団の拡張によって頂点を極められた。その後、80年代後半のグローバル化に伴う多様化から、種々の進化のベクトルが生まれたが、ミュール~デファイエと続いたその伝統的なフランスの流れを押し拡げた結果の、ひとつの究極系なのだ。</p><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEigxdVQtWFNySXNyLeDerJR7A06H2kEvhdpWqufRjRdglFYKHnAeTZrtpbViM2xvwcehFI2qBDUpDPxXP-A0IdVaWC65ZoYaBqZ2lWVZ_zkVysliRkYQcspfB003PNp9tAcAyT1BDBANz5Hpcg_mERU3IktbKVPiIewWo3QOarztXlJG58CJQOae-jqpIE/s505/habanera_osaka.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="490" data-original-width="505" height="310" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEigxdVQtWFNySXNyLeDerJR7A06H2kEvhdpWqufRjRdglFYKHnAeTZrtpbViM2xvwcehFI2qBDUpDPxXP-A0IdVaWC65ZoYaBqZ2lWVZ_zkVysliRkYQcspfB003PNp9tAcAyT1BDBANz5Hpcg_mERU3IktbKVPiIewWo3QOarztXlJG58CJQOae-jqpIE/s320/habanera_osaka.png" width="320" /></a></div><br />2005年のハバネラ・サクソフォン四重奏団の、大阪国際室内楽コンクールにおける優勝は、サクソフォン界のすべての話題をかっさらうほどの快挙であり、特に日本国内では2006年に優勝ツアーが行われ、多くの聴衆がその素晴らしい演奏を堪能した。そのコンクールのライヴ盤である「The 5th Osaka International Chamber Music Competition & Festa 2005(Yomiuri Telecast Corporation YC-0515)」。読売放送が限定盤として作成したディスク。一次予選からデザンクロ「四重奏曲」、ドナトーニ「ラッシュ」、二次予選から野平一郎「四重奏曲」、そして本選からグラズノフ「四重奏曲」、クセナキス「XAS」を収録。<p></p><p>恐ろしいほどの集中力と覇気が、録音からビシバシと伝わってくる。間違いなく優勝のみを見据えて頂点を狙いに行く、一切手抜きなしの彼らの本気が凝縮された、その瞬間を切り取った素晴らしいディスクだ。本線のグラズノフ、クセナキスは、もはや異次元であり、そして一切守りなし、攻め一方の驚くべき内容。これから先これをのような演奏が果たして出てくるのかわからない、というほどのもの。</p>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-60881885774641470592024-01-25T16:32:00.007+09:002024-01-25T16:32:52.935+09:00デファイエ氏の所持録音リスト更新<p>ダニエル・デファイエ Daniel Defffayet氏関連の、所持録音リストを更新。</p><p><a href="https://docs.google.com/spreadsheets/d/1c98A6VaRUuYaFOOw8MycHDwJ9aFtiwYdx_pq32VGxOI/edit?usp=sharing">https://docs.google.com/spreadsheets/d/1c98A6VaRUuYaFOOw8MycHDwJ9aFtiwYdx_pq32VGxOI/edit?usp=sharing</a></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhQ0pho4rHDkriUWbXb-kxxBnshRqnu6SzqWUT5g1CNt7YaASqIe3fGXjJX8pCsPkVvio5dQBDHeLqtaOfY3ddbwt149iYHP_k4p0c9zKN7tQz8l3KR9ogOFZr7xMAWUHMsKZ_bEG9cGHgpAtT01ktdjinDM1tPU05XbUNSe8ZWlS5d0Q8UIEhM0ae3_kE/s1903/deffayet_swr_1977.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="289" data-original-width="1903" height="49" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhQ0pho4rHDkriUWbXb-kxxBnshRqnu6SzqWUT5g1CNt7YaASqIe3fGXjJX8pCsPkVvio5dQBDHeLqtaOfY3ddbwt149iYHP_k4p0c9zKN7tQz8l3KR9ogOFZr7xMAWUHMsKZ_bEG9cGHgpAtT01ktdjinDM1tPU05XbUNSe8ZWlS5d0Q8UIEhM0ae3_kE/s320/deffayet_swr_1977.png" width="320" /></a></div><div><br /></div>1977年の日本でのリサイタルの録音と、ストリーミングサービスを通じてだれでも聴くことができるSWR musicのデジタル復刻盤についての情報を追記した。kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-63572544747734593702024-01-24T17:15:00.002+09:002024-01-24T17:15:15.891+09:00ダニエル・デファイエに関連したミュールのコメント<p>Marcel Mule: His Life & the Saxophone内の記述で、ダニエル・デファイエについて触れられている部分を訳してみた。</p><p>==========</p><p>ドイツの指揮者・オーケストラについて、他になにか特別な思い出はありますか?</p><p>私は多くのオーケストラで演奏しましたが、時折ドイツの指揮者とも共演しました。その中のひとりが、ヘルベルト・フォン・カラヤンで、彼がまだ30歳のときにラヴェル「ボレロ」を一緒に演奏しました。彼は心から我々のサクソフォンの演奏について驚き、喜んでくれました。今日では、ベルリン・フィルハーモニックで重要なサクソフォンパートがある時、カラヤンはダニエル・デファイエを呼んでいます。</p><p>==========</p><p>時折、サクソフォンの音について、いわゆるフランスの音、だとか、アメリカの音、といったカテゴライズがなされることを耳にしますが、それについてどう思いますか?</p><p>その考え方は誤っており、サクソフォンを真に学んだ奏者はそのような分類を使いません。それに関連して一つお話をしましょう。1970年のジュネーブ国際コンクールのサクソフォン部門での出来事です。多くのフランス人奏者のみならず、アメリカやカナダといった他の国からも奏者が参加しましたが、フランスの奏者は良い結果を残せず、アメリカやカナダの奏者が良い結果を残しました(注:最高位はアメリカのジャック・クリプル)。私はこれについて、演奏時の身体の方向と関連があると考えました。デファイエ教授に、彼の生徒が審査員の方を直接向かず、45度身体の方向を変えるよう、示唆したのは私です。しかし、コンクールを聴きに来ていた地元の批評家が、ジュネーヴの新聞に書いた記事には、音の違いはフレンチ・スクールとアメリカン・スクールの違いから来るものだと書いていました。(…後略)</p><p>==========</p><p>ピエール・ブーレーズと仕事をしたことはありますか?</p><p>いいえ、ありません。しかし彼を良く知っています。(…中略…)最近ダニエル・デファイエに教えてもらったことにより、私はとても勇気づけられました。デファイエは、ブーレーズ指揮でアルバン・ベルクの「ルル」を吹きました。ブーレーズがデファイエに曰く「このように演奏される時にこそ、私はサクソフォンをとても好きになる」とのことです。このコメントは、奇妙でありつつも勇気づけられます。まずはじめに「ルル」のサクソフォンパートは極めてメロディックなものなのです。ブーレーズはこれを好きだ、と言ったのです!翻って、彼がそれよりもサクソフォンが貧弱に演奏されることを聴いたことがあるということをも暗示するのです。彼はデファイエに、サクソフォンの作品を書く、とまで言いました。もしかしたら実現するかもしれません!</p><p>==========</p><p>たくさんの作品があなたのために書かれました。いくつくらいあるのですか?</p><p>数えたことがありません。そして、楽譜ももはや所持していません。多くの楽譜は、引退のときに、ダニエル・デファイエなど、元生徒たちにあげました。私はこれらの作品を演奏しないのだから、楽譜を持ち続ける理由が無かったのです。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjHdlc5rB646ID-1TvvVJEEDdB8Lq-1Adon3ykTGwpmx7RsA0EW4OlCKo3oLNOjZbTbr8v_9-PuQXCeyKctiUKw-hkkegBwM83I4Fa6e27WpS7bh1RJVa1CWkTRLZnjaRbIErFNZEP6TwawM46bCeWqPtHkvK1Bp2g0qeMyUdSq2JusaRddtiPq22xLpas/s703/marcel_mule_his_life_and_the_saxophone.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="703" data-original-width="460" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjHdlc5rB646ID-1TvvVJEEDdB8Lq-1Adon3ykTGwpmx7RsA0EW4OlCKo3oLNOjZbTbr8v_9-PuQXCeyKctiUKw-hkkegBwM83I4Fa6e27WpS7bh1RJVa1CWkTRLZnjaRbIErFNZEP6TwawM46bCeWqPtHkvK1Bp2g0qeMyUdSq2JusaRddtiPq22xLpas/s320/marcel_mule_his_life_and_the_saxophone.png" width="209" /></a></div><br /><p><br /></p>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-71044134107932608922024-01-22T17:08:00.001+09:002024-01-22T17:08:24.943+09:00RascherSQのライヴ録音2題<p><a href="https://archive.org/details/cd_live-in-hall-recordings-vol-79_augusta-read-thomas-philip-glass-heitor-vi/disc1/">https://archive.org/details/cd_live-in-hall-recordings-vol-79_augusta-read-thomas-philip-glass-heitor-vi/disc1/</a></p><p>ラッシャー・サクソフォン四重奏団と、Dennis Russell Davies指揮アメリカン・コンポーザーズ・オーケストラの演奏で、1988年1月11日、ニューヨーク・カーネギーホールにおける2曲のライヴ録音を聴くことができる。1曲目は、女流作曲家Augusta Read Thomasの「Brass Axis」、2曲目はフィリップ・グラスの「サクソフォン四重奏とオーケストラのための協奏曲」である。</p><p>ハイ・テンションで駆け抜ける1曲目も良いが、とにかく2曲目のオーケストラとの録音は貴重であり、やはりそちらに着目してしまう。やや音場が遠いが、セッション録音(やはり同じD.R.Daviesと、こちらはシュトットガルト室内管弦楽団との録音)と比べると、前進力の違いが顕著であり、ぐっと引き込まれた。</p><p>D.R.Daviesとフィリップ・グラスが写った写真。「交響曲第8番」のジャケットに使われている。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhYtbQzOPGa_JIrTr827rpL0UeaYJlInqnC5aGhuSvDbXMo1Cz5vpFgN7ceIpbwhmdd2raPMLUpen-zZ2K9cCzUF-KvkURKfyoJ7tQ69PKSG8IOYqGa9FfuUDgsBt_TStg_BPjtTVk93ms-BjLvrkSoPg0NKAKVE991KD9i4Dbul8T7EcX_Kf4W1d-0seM/s834/glass_davies.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="636" data-original-width="834" height="244" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhYtbQzOPGa_JIrTr827rpL0UeaYJlInqnC5aGhuSvDbXMo1Cz5vpFgN7ceIpbwhmdd2raPMLUpen-zZ2K9cCzUF-KvkURKfyoJ7tQ69PKSG8IOYqGa9FfuUDgsBt_TStg_BPjtTVk93ms-BjLvrkSoPg0NKAKVE991KD9i4Dbul8T7EcX_Kf4W1d-0seM/s320/glass_davies.png" width="320" /></a></div>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-7419500576842832612024-01-22T02:58:00.002+09:002024-01-22T02:58:44.236+09:00デファイエ氏の録音リスト更新<p>だいぶ久々ではあるが、ダニエル・デファイエ Daniel Defffayet氏関連の、所持録音リストを更新。</p><p><a href="https://docs.google.com/spreadsheets/d/1c98A6VaRUuYaFOOw8MycHDwJ9aFtiwYdx_pq32VGxOI/edit?usp=sharing">https://docs.google.com/spreadsheets/d/1c98A6VaRUuYaFOOw8MycHDwJ9aFtiwYdx_pq32VGxOI/edit?usp=sharing</a></p><p>大阪のリサイタルの録音(ヒンデミットは赤松二郎氏との共演と、ジャン=フランンソワ・パイヤール室内管弦楽団とのグラズノフの録音についての情報を追加した。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh6WUK10-ZLGXvHxM0d2faeDJaGjr3LONTqxI09NlTUTRVnPGrswcwjx1uCFrKnRGTIxcYRw68EqNBs2-gkYzhVqvVSqZ0CHqPr5_mLpueQSpumWoHQGDk4JN-HNaE0rvWBENvfiu-jav9oH64cwHHYNccCWzHWsXYEWnoVSFrNnOFzxe7ebszJQbrbQ4U/s1455/deffayet_paillard_osaka.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="195" data-original-width="1455" height="43" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh6WUK10-ZLGXvHxM0d2faeDJaGjr3LONTqxI09NlTUTRVnPGrswcwjx1uCFrKnRGTIxcYRw68EqNBs2-gkYzhVqvVSqZ0CHqPr5_mLpueQSpumWoHQGDk4JN-HNaE0rvWBENvfiu-jav9oH64cwHHYNccCWzHWsXYEWnoVSFrNnOFzxe7ebszJQbrbQ4U/s320/deffayet_paillard_osaka.png" width="320" /></a></div><p>日本在住の最中に木下直人さんから頂戴したものや、最近はニコラ・プロスト氏の復刻録音なども出てきており、それらについても追記していく予定。</p><p><br /></p>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-77703062845169246842024-01-21T04:40:00.001+09:002024-01-22T05:08:50.550+09:00東京SEとトルヴェールQの録音昨年M先生のご自宅で聴かせていただいた録音の中に、「東京Sax・サクソフォンの饗宴」という録音があった。これは1980年代に東京サクソフォン・アンサンブルとトルヴェール・クヮルテットがジョイントコンサートを行った時のものである。<div><br /></div><div>プログラムは次の通り。</div><div>東京サクソフォン・アンサンブルステージ:</div><div> J.S.バッハ - G線上のアリア</div><div> J.S.バッハ - バディネリ</div><div> T.アルビノーニ - アダージョ</div><div> E.グリーグ - 郷愁-家路</div><div> M.ラヴェル - クープランの墓</div><div>トルヴェール・クヮルテットステージ:</div><div> G.ガーシュウィン - 3つのプレリュード</div><div>ジョイントステージ:</div><div> A.ヴィヴァルディ - 調和の霊感 Op.3-11</div><div> H.ヴィラ=ロボス - ブラジル風バッハ第1番</div><div> C.ドビュッシー - 小組曲よりバレエ</div><div> S.ジョプリン - イージー・ウィナーズ</div><div><br /></div><div>両者、演奏スタイルの違いは如実にあり、それぞれ「これぞ東京SE」「これぞトルヴェール」という、確立されたものを感じることができる。歴史に足跡を残す団体は、やはり団体としての演奏の個性を聴衆に伝える力があるものなのかな、とも思う。一方でジョイントステージなどを聴くと、意外にも個性のぶつかり合いよりも双方歩み寄っている箇所が目立つのは面白い。</div><div><br /></div><div>須川展也氏の自伝「サクソフォーンは歌う!(時事通信社)」に、この演奏会についての次のような記載があった。トルヴェールQの東京デビューであったとのこと。</div><div><br /></div><div><i>東京のホールで初めてトルヴェール・クヮルテットで演奏したのは、東京サクソフォン・アンサンブルの演奏会にゲストで出演させていただいたときのことである。今でもそのとき声をかけてくださった先輩方に大変感謝している。演奏した曲はガーシュウィンの『三つのプレリュード』だった。のっけからジャズテイストが出ると、私たちの演奏に、好意的な拍手と戸惑いのどよめきが客席から上がったことを、肌で感じた。</i></div><div><br /></div><div>以下、トルヴェール・クヮルテットのFacebookページから拝借。おそらくこの演奏会と同時期の写真だろう。1988年夏、須川氏27歳、彦坂氏26歳、新井氏23歳、田中氏&小柳氏24歳。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgD3TXwj4quuAwx2lrBM0npdaMl9tyxhpSzTEqQ91UHNccAcPL1q5CJ1-zgVlDRyL1uOa6kL_DrLl1zB15hXR4INJaGJAJ3v3TuPlPhAvXiOVwINKc4w9GZWTDCXF8-OXRjcDiW3hk4bZOMJUwLwGJKsgvqwN5jpeNnjsgwuza9eFTSM8tUgsAH_ExZhyphenhyphen4/s1484/trouvere_1988.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1104" data-original-width="1484" height="238" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgD3TXwj4quuAwx2lrBM0npdaMl9tyxhpSzTEqQ91UHNccAcPL1q5CJ1-zgVlDRyL1uOa6kL_DrLl1zB15hXR4INJaGJAJ3v3TuPlPhAvXiOVwINKc4w9GZWTDCXF8-OXRjcDiW3hk4bZOMJUwLwGJKsgvqwN5jpeNnjsgwuza9eFTSM8tUgsAH_ExZhyphenhyphen4/s320/trouvere_1988.jpg" width="320" /></a></div><br /><div><br /></div>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-69136777757970230782024-01-20T17:27:00.005+09:002024-01-20T17:27:41.265+09:00ヴォルフガング・ヤコビの協奏曲<p>シガード・ラッシャー Sigurd Rascher氏の演奏による、ヴォルフガング・ヤコビ Wolfgang Jacobi「サクソフォン協奏曲」の録音。Jan Koetsier指揮バイエルン放送交響楽団との共演。</p><p>ドイツ生まれの、ネオ・クラシカルの流派に属する作曲家であるヤコビは、ラッシャー氏とのコラボレーションにより多くのサクソフォン作品を書いているが、「サクソフォン協奏曲」の、ラッシャー氏による演奏が残っていたとは知らなかった。</p><p><a href="https://archive.org/details/cd_schoenbachm-toch-martin-jacobi-composition_dieter-schoenbach-ernest-toch-frank-martin/disc1/07.+Wolfgang+Jacobi+-+Saxophone+Concerto.flac">https://archive.org/details/cd_schoenbachm-toch-martin-jacobi-composition_dieter-schoenbach-ernest-toch-frank-martin/disc1/07.+Wolfgang+Jacobi+-+Saxophone+Concerto.flac</a></p><p>ごく短い作品ではあるもの、前後半の対比により、サクソフォンの特徴を極めてよく引き出している作品だと感じた。ラッシャー氏のサクソフォンも冴えわたっており、冒頭の、まるでフルートのような音色から、後半のテクニカルな箇所まで、見事な演奏を繰り広げている。</p><p><a href="http://www.wolfgang-jacobi.de/en/">ヤコビの功績を伝えるページ</a>には、ラッシャー氏と写った写真が掲載されていた。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj62G2N1u9ZbU_UwyYX7Cgwhcwcfkr4YW4k_h28y530YyGzqNCPDve5UgwVxhODaDPXEuMN-v3cuC8c4n6htubUOeLB-uEoNOvS4kzTBTAbRPJr1aMNF733CwBTV7jj2Jknr5OGIkOYUpKnBHb-JldeTE3mm6HZooWTH-RFL2b92r7yy3z_8fnvu4X7ADo/s985/jacobi_rascher.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="250" data-original-width="985" height="81" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj62G2N1u9ZbU_UwyYX7Cgwhcwcfkr4YW4k_h28y530YyGzqNCPDve5UgwVxhODaDPXEuMN-v3cuC8c4n6htubUOeLB-uEoNOvS4kzTBTAbRPJr1aMNF733CwBTV7jj2Jknr5OGIkOYUpKnBHb-JldeTE3mm6HZooWTH-RFL2b92r7yy3z_8fnvu4X7ADo/s320/jacobi_rascher.png" width="320" /></a></div><br /><p><br /></p>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-73146814565896763962024-01-16T15:19:00.005+09:002024-01-16T15:19:35.684+09:00武藤賢一郎氏のアーカイブが更新<p> 武藤賢一郎氏の録音アーカイブが1ヶ月ほど前に更新されていた。シューベルト「セレナーデ」と、ディニク「ホラ・スタッカート」。これらの作品の演奏は、それぞれ「スーパー・ヴィルトゥオーゾ」「アメージング・サクソフォーン」というFontecのアルバムに収録されているが、同一ソースか、別ソース(ライヴ録音等)かは、判別することができなかった。</p><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><iframe allowfullscreen="" class="BLOG_video_class" height="266" src="https://www.youtube.com/embed/fuXTsPP7caU" width="320" youtube-src-id="fuXTsPP7caU"></iframe></div><br /><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><iframe allowfullscreen="" class="BLOG_video_class" height="266" src="https://www.youtube.com/embed/FfmD0ImnoX4" width="320" youtube-src-id="FfmD0ImnoX4"></iframe></div><br />kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-22224126797183869132024-01-14T16:09:00.004+09:002024-01-14T16:10:20.361+09:00Nagisa Ariza Piano Studio - Student Piano Recital<p>コンサートに伺ったのは久々だった。ベイエリアで長くピアノ指導に携わる有座なぎさ氏の「NAGISA ARIZA PIANO STUDIO」の生徒による発表会。下は4歳から上は15歳まで、弾く作品の尺もレベルも様々。3時間近くにわたる演奏を興味深く聴いた。</p><p>最初の「Solo Piano」ステージは、どの生徒さんも立派な演奏。これは私の印象だが、何となく男の子のほうが飄々と、女の子のほうが緊張して、それぞれ弾いているような傾向があるなあ。場面によってしっかり音色を弾き分けているのは、指導の賜物か、その子の特性か…は分からなかったが。おおっ、と思う瞬間をいくつも発見した。トリを務めたLisa Saitoさんの演奏、特にLiebermann、Chopinは一流で、聴き応えがあった。</p><p>ディズニー100周年を記念した連弾のディズニー特集を含む、「Four Hands」ステージ、兄弟姉妹のデュオ、というのは、練習風景などを想像すると理屈抜きに微笑ましいものだ。リラックスして、楽しく聴くことができた。</p><p>「Piano Trio」ステージに出演したヴァイオリンのYujin Ariza氏と、チェロのElena Ariza氏…共にジュリアード音楽院で音楽を専攻した経験あり…が、後半のピアノトリオステージに登場し、実に見事な演奏を生徒さん達と繰り広げていた。こうして間近で、デッドな音響環境で聴くと、撥弦楽器と、ピアノ(弦を打鍵する楽器)の、アンサンブルとしての相性の良さが際立つ。ハイドンの「Trio No.39」第3楽章のような作品での最後の煽るようなハイ・テンションな演奏を聴くと、これはサクソフォンでもきっと負けないぞ、と思うが、アントン・アレンスキーやクララ・シューマンの冒頭にあるような繊細なフレージングは、サクソフォンでは実現し難いものだなと、感じ入ったのだった。</p><p>写真は、会場のMountain View Center for the Performing Arts。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhSRmjNnpJuCO6teFvVesbTVATyKZTn156uyUnWNhx0ZtF_4DXFaocDz2HMIuAehV2L51Z0Y3BI1_WhHn_aN5u5ppbWuQNiY0kYe3GmBAnYtOOLUqaytU4Zdhr6JvGuBuVn2HB_uYk1qeJVHjcLis3USRUVieiajsR0z7wutEVuggoGWUZG3CDWFt9wWrg/s4032/Mountain_View_Center_for_the_Performing_Arts.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="3024" data-original-width="4032" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhSRmjNnpJuCO6teFvVesbTVATyKZTn156uyUnWNhx0ZtF_4DXFaocDz2HMIuAehV2L51Z0Y3BI1_WhHn_aN5u5ppbWuQNiY0kYe3GmBAnYtOOLUqaytU4Zdhr6JvGuBuVn2HB_uYk1qeJVHjcLis3USRUVieiajsR0z7wutEVuggoGWUZG3CDWFt9wWrg/s320/Mountain_View_Center_for_the_Performing_Arts.jpg" width="320" /></a></div><p><br /></p>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-48486622137279536402023-12-27T17:18:00.005+09:002023-12-27T17:19:11.290+09:00家族が到着<p> 12/20に家族がアメリカに到着し、生活立ち上げ中。落ち着くのはもう少し先になりそう。</p>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-70765794215958908372023-11-19T06:37:00.002+09:002023-11-19T06:37:51.555+09:00車の中で音楽を<p>アメリカ赴任開始後、当たり前のように車での移動が主となり、1か月半で1200マイル程度走った。通勤は車、また、休日の遠出も車で、車の中で自分好みの音楽を聴く機会が増えた。</p><p>使うのはYouTube Musicで、音声をBluetoothで車のオーディオシステムに飛ばしている。クラシックサクソフォンを聴くこともあるが、その時の気分で雑多に鳴らしておくことが多い。クラシック(オーケストラや室内楽や吹奏楽、時代も様々)、ジャズ、フュージョン、プログレッシブロック、ラテン、ゲームミュージック…など。びっくりするのは、さすが広大なだけあって、辺鄙な場所をドライブしに行くと携帯の電波がつながらなくなること。いくつかのアルバムはあらかじめローカルストレージに入れてある。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjr7vojluNpE7wnfmw94OuP71qjJEtRh4WXCRRjIG_aw89-X8O_tHcQvftHHG7y6GfAQVp3KhYzh_h9wtnNxp4Uzrkr2T6W3fBA1mBbT9L4brdHSC8WeFju2L37nOCIs4vnQTMQ2tWINcjZn7mrSYt4ALpifLhs82-hkIpL2mHIq3rTcRCU4wcTggxFtms/s4032/PXL_20231005_015146694.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="4032" data-original-width="3024" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjr7vojluNpE7wnfmw94OuP71qjJEtRh4WXCRRjIG_aw89-X8O_tHcQvftHHG7y6GfAQVp3KhYzh_h9wtnNxp4Uzrkr2T6W3fBA1mBbT9L4brdHSC8WeFju2L37nOCIs4vnQTMQ2tWINcjZn7mrSYt4ALpifLhs82-hkIpL2mHIq3rTcRCU4wcTggxFtms/s320/PXL_20231005_015146694.jpg" width="240" /></a></div><br /><p><br /></p>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-21921862519962103702023-10-30T14:21:00.005+09:002023-10-30T14:21:55.345+09:00West Valley Music訪問<p>早速仕事も忙しく、それ以前に生活の立ち上げなどもありなかなかゆっくりできない。家も決まり、一時滞在のホテルから引っ越したのが1週間前。2日間かけて掃除をしてなんとか過ごせるようになった。慌ただしいが、幸いにして睡眠がある程度以上は取れていて比較的心身ともに調子が良い。また、車の運転を兼ねていろいろと見て回っているのだが、アメリカの楽器屋さんにも行ってみた。</p><p>West Valley Musicという、El Camino Real(!)という名の通り沿いにあるマウンテンビューの楽器屋さん。楽譜や小物の在庫あり、音楽のレッスンなども行っているようだ。試しにソプラノのマウスピースを…とお願いしたところ、ヴァンドレンの新品とルソーの中古が。種類が満遍なく揃っている、というわけではないみたい。ちなみに、サクソフォンの楽譜コーナーの真正面にて見つけたのが、ゲイリー・ショッカー/松下洋編の「3つのダンス」の楽譜で、ちょっとびっくり。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi24how700xPcO4coGXke9apbQa-emf1zbX3SSdzXkLL4EOv39gvfh6rM4yIzODljvqumMVlHAu-aMZ7XdUGMtCPy6t2Dh8n-iUW0fCxxEuqjaTSga9tvUHFnECdU8-QwSViMZJgxTSfACRTvvSJ9yb0YM2ZS2xdzX8hdWY33PcxqjRvtyFYVh1PQhkEVQ/s4032/westvalleymusic.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="4032" data-original-width="3024" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi24how700xPcO4coGXke9apbQa-emf1zbX3SSdzXkLL4EOv39gvfh6rM4yIzODljvqumMVlHAu-aMZ7XdUGMtCPy6t2Dh8n-iUW0fCxxEuqjaTSga9tvUHFnECdU8-QwSViMZJgxTSfACRTvvSJ9yb0YM2ZS2xdzX8hdWY33PcxqjRvtyFYVh1PQhkEVQ/s320/westvalleymusic.jpg" width="240" /></a></div><p>なんか良い演奏団体ないかねえ、と相談したところ、やはりというかなんというか、Foothill Symphonic Windsを勧められた。ここは連絡を取ってみるつもり。</p>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-43417940220717011312023-10-04T13:00:00.002+09:002023-10-09T10:49:05.300+09:00アメリカへ赴任本日、アメリカ・カリフォルニア州サンノゼへと渡航する。会社の現地事業所において3年程度の勤務となる。kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1137309445044966458.post-56245294080248474932023-08-30T23:52:00.002+09:002023-08-30T23:52:22.891+09:0010月上旬まで更新停止<p>2023/10上旬まで多忙につき更新を停止する。</p>kurihttp://www.blogger.com/profile/07316058849642485964noreply@blogger.com0