2018/07/15

18th World Saxophone Congress@クロアチア 1日目

クロアチア、ザグレブで開かれた世界サクソフォンコングレスに参加してきた。目的は、上野耕路氏に委嘱したリアレンジ作品の初演と、各国サクソフォン事情の動向の見極めである。日記っぽい文体になってしまうが、1日ずつやったこと、感じたことを綴っていこうと思う。

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成田空港22:00発のエミレーツ航空EK319でドバイへ。手荷物持ち込み制限(1個, 7kg)に驚くが、一緒のメンバーとの荷物の入れ替えで事なきを得る。2階建ての巨大な飛行機、機材はエアバスA380。1階席がエコノミーとなっており、座席の間隔が広くて驚いた!長時間のフライトだが快適に過ごせそうで、テンションが上がる。CAの皆さんの制服も、さすがUAEの航空会社といった感じの、オリエンタルで美しいもの。

機内食(少し濃い目の、甘辛い醤油味の牛肉焼きそば)はとても美味しい。調子に乗ってビールを2缶ほどあおってしまったのだが、口にのものを入れる前にビールを流し込んだせいか、少し飛行機酔い&冷や汗ダラダラ。しばらくしたら収まったのだが、その反動で、1時間半ほど?寝付くことができた。怪我の功名だ…。

ドバイには、定刻より早く、現地時刻朝の3:20に到着。出発の8:30までゲートでひとやすみ。だが何もやることはなく、暇を持て余し空港内部を散歩…車が当たる宝くじにはびっくりさせられた。途中、あまりにお腹が空きすぎて、ドバイ価格のマクドナルドを購入(かなり高かった)。徐々に夜が明けてくると、羽田から来たサクソフォン奏者の皆さんと合流。30人以上だったか、多くの方がこの便を使っていたようだ。

ドバイからは、エミレーツ航空EK129でザグレブへ。日本→ドバイに比べれば、かなり短く感じる。トルコ~黒海~ルーマニアでの外の景色は美しく、下界を見入ってしまった。機内の映画や音楽など楽しんでいると、あっという間にクロアチアの景色。オレンジ色の屋根、広がる畑、美しい森と湖。そうこうしているうちに、機内食がサーブされ、ザグレブ国際空港に着陸した。

大混雑の入国審査、そして無事荷物をピックアップして、宿経由で用意してもらったシャトルタクシーで移動。バス+メトロに比べれば少し高い(3名で25ユーロ)が、疲れているし、宿まで連れて行ってくれてチェックインできるしで、とても助かった。車窓からは、空からも見えたオレンジ色の屋根の家、そして広がる畑が目に飛び込んでくる。中心街に近づくと近代的な建物が増え、さらに進むと昔ながらの街が広がった。

滞在するのは、街の中心の広場からほど近い3つの寝室があるアパートメント。6人部屋だが、少し贅沢に4人で利用することにした(それでもかなり安め)。広く明るいリビング、キッチン、ダイニングがついており、バスルームも2つあって、かなり快適に過ごすことができた。リビングの窓からは大聖堂が至近距離に見え、買い出しのためのスーパーマーケットも徒歩2分の場所にある。会場までは、トラムで2駅と、なかなかアクセスも良かった。驚いたのは、エレベーター。手動で2つの扉を閉めるタイプの、古めかしい2名乗りエレベーターで、なかなかテンションが上がった。

チェックインし、荷物を整えて、まずは街歩き。そこで問題に気付く…うっかりクレジットカードのキャッシングを無効にしていたため、街ナカのキャッシャーで現地通貨のクーナを下ろそうとしても、キャッシャーが使えないのだ。とりあえず初日は、シャトルタクシーに乗る際にユーロのお釣りとしてもらったクーナと、クレジットカードで乗り切ることにした。

気を取り直して街歩き。イェラチッチ広場から目抜き通りを歩いていくと、ヨーロッパらしく、古い街並みにブティック(といってもおそらくローカルブランド)が目立つ。チーズ、ポテトフライや、アイスクリームなど買い食いするが、とても美味しい!食べ物が美味しいとテンションが上がるなあ。日差しは強いが、やはりヨーロッパ、かなり乾燥しており、あまり不快に感じない。とりあえず音楽院(Academy of Music)まで歩き、ちょうどコングレスの受付をやっていたので済ませてしまった。パスの他に、コングレスグッズとして、トートバッグとTシャツ(嬉しい!)をゲット。音楽院の外には、豪華絢爛なクロアチア国立劇場が存在感を放っていた。

そこから再び、歩いてアパートメント近くまで戻り、スーパーマーケットで朝ごはんの買い出し。野菜とフルーツ、そして肉がとても安い(日本の感覚の1/3~1/2)。大量に買い出ししたが3000円を下回って驚く。食事は、有名なBatakというグリル専門店で、牛肉のひき肉のグリルにチーズソースを合わせたもの、そしてシーズナルサラダとビールをいただく。驚くほど美味しくて、睡魔が吹っ飛んだ。

アパートメントに戻って、皆リビングで少し休んでいたところ、気づくとうたた寝しており、この日はここまで。適温適湿で、快適に寝入ることができた。

写真は、アパートメントからの眺め。ザグレブ大聖堂は一部工事中だったようだ。

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