2016/07/10

Fitkin Project@Guildhall School of Music & Drama

グラハム・フィトキン Graham Fitkin氏は、イギリスの現代作曲家。ミニマル・ミュージックの手法を拡張したポスト・ミニマル的な作風が特徴。ジャズ等に影響を受けた、非常に厚みのある和声と、推進力のあるリズム。サクソフォンにも四重奏のための「STUB」や、ソプラノサクソフォンと2台ピアノのための「Hard Fairy」等を提供している。

もう3年前だが、イギリスのギルドホール音楽院で「Fitkin Project」なる、フィトキン氏の個展が開かれたそうだ。すべてサクソフォンを含む編成による演奏で、「ARACT」「Hard Fairy」「Sciosophy」「Jim & Pam & Pam & Jim」「Passing」「CUD」といった作品が演奏されたようだ。その、ダイジェスト演奏の模様がYouTubeにアップされている。演奏クオリティは少々厳しい部分もあるのだが(フィトキン氏の作品は、聴いたら心地よいのだが演奏するとめっぽう難しい)、個人的に非常に魅力的なコンサートで、この場にいたかったなあと思わせる内容だ。

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