2015/04/30

引っ越し

昨日は引っ越し作業。転居先で荷解きの途中だが、とにかく転居元の荷物梱包と引き上げについてはなんとか終わった。

雑誌記事原稿やら、交流会やら、引っ越しやら、締め切り付きの大きな事柄をいろいろと抱えていたのだが、それらがいったん終わったことで、ようやくゆっくりできる…。本業の仕事は未だに忙しいが。

気が緩んだのか、体調を崩してしまった。

2015/04/28

余韻にひたる間もなく

サクソフォン交流会の余韻にひたる間もなく、帰着直後には転居先の家具組み立て、週明けて月曜日は、仕事の後、日付が変わる直前まで転居元の引っ越し準備。時間がなさすぎて、もはや変なテンション。

2015/04/26

第6回サクソフォン交流会 in 香川

1年弱にわたり、マネージャーとして準備を進めてきた「第6回サクソフォン交流会 in 香川」が無事終演となった。

金曜日午後の半休を取って高松入り。JAL高松空港の楽しみ「かなりマニアックな飛行機豆知識」をゲットし、林田先生とともにサンポートホール高松へ。企画ステージの、林田先生と松繁先生のダブル・コンチェルト練習のためだ。お2人の先生の、素敵な演奏に感動。練習後は、骨付鳥の一鶴へ。ひなとおやを2つと、鶏飯を平らげる林田先生に驚く。その後、鶴丸でぶっかけうどんを食べてシメ。宿泊場所は、瓦町近くのビジネスホテルだった。比較的安く、外見が古い感じだったので少し心配していたのだが、部屋がとても広く、掃除が行き届いており、寝具も大きく、快適に過ごすことができた。

明けて当日、朝からドタバタと不足資料を準備して印刷。会場入りし、各種準備、トラブル処理に追われた。緻密に準備しても、想定外はいくらでも起こるものだ。ラージアンサンブルステージ練習(林田先生の抱腹絶倒のリハーサル、楽しかった)、企画ステージを経て、あっという間に開演。

アンサンブルステージは、関東サクソフォン連合でフランシス・プーランク「"ミサ曲"よりSanctus」と、バーバラ・トンプソン「セレブレーション」を演奏。音出し後15分での演奏だったこともあり、いろいろやらかしたのだが、強力なメンバーに支えられてなんとか演奏を終えることができた。その後、11団体の演奏を袖や客席で聴いた。いずれの団体も、ステージング、選曲、演奏とも12分間の中でこだわりぬいており、長丁場となったが実に楽しい時間であった。ちなみに今回、司会を石川さんという高松で活躍される本職の方にお願いしたのだが、素晴らしいMCと進行で、場を盛り上げてくれたのだった。

その後、企画ステージの演奏。林田先生と松繁先生、そしてバックを固める個人参加者の皆様、いずれも集中力の高い演奏を繰り広げ、聴きながら感動してしまった。最後は、全員合奏のステージ。客席に向けてのレクチャー(林田先生のしゃべりの面白さといったら!また、サクソフォンを知らない人にどのようなトークを繰り広げるか、という点も、すごく勉強になったのだった)、そして通し。今回は、マスコミ向けに宣伝を展開したこともあり、ラージアンサンブルステージでも客席にけっこうたくさんの方がおられたのが印象的だった。

写真撮影、その後ノンアルコールでレセプション。場を盛り上げてくださる参加者の方々、本当に素晴らしい。そして打ち上げ!こちらも80名ほどが参加して、歓談からご当地プレゼント交換大会まで大盛り上がり&カオス状態。2時間にわたる1次会ではほとんど回りきれず、その後同じ会場での2次会、隣の店に移動しての3次会、酔っぱらいすぎて気がついたら入っていたラーメンやさん(なんでうどんじゃなかったんだろう)での一人4次会。ようやく長い一日が終わったのだった。

本日は、仏生山駅近くの仏生山温泉へ。ことでんおんせんという企画で、1000円で琴電乗車券、入浴券、タオル、うちわが付いてくるのだ!仏生山温泉は、モダンと伝統が融合した素晴らしい建物、弱アルカリ性の泉質で、疲れた身体をリフレッシュすることができたのだった。13:20発のJALで、羽田空港へ。旅の終わりは寂しいものである。

今回、第6回の開催にあたっては第5回サクソフォン交流会の数ヶ月前より、ダッパーサクセーバーズさんに高松開催の可能性を打診。会場確保を行い、開催日と会場の発表を行った。第6回交流会に向けての準備は、かなり前倒しで進めていくことができたのだが、私の仕事が多忙な時期と重なってしまったこともあり、また直前の数々のトラブル・変更により、ここ2ヶ月ほどは困難を極めた(というか時間がなかった)。だが、事務局のメンバーの皆様のおかげで、なんとか切り抜けることができた。今回の教訓は、次回以降に活かしていきたい。

私はサクソフォン交流会のマネージャーを、これまで4回務めた(第2,4,5,6回)が、今回をもってマネージャー業は個人的理由その他によりお休みとさせていただく。名古屋開催、高松開催を含む、充実した4回にわたる交流会を、元締めとして引っ張ってこれたのも、事務局のメンバーや参加者の皆様のおかげだ。もしかしたら、何年かしてまたやることになるのかもしれないが…(事務局のメンバーもどんどん変わっているので、様々に状況が変わる可能性がある)。

ご来場くださったお客様方、ご協力いただいた先生方、出演者の皆様、事務局の皆様に改めて御礼申し上げる。

第6回サクソフォン交流会(なんとか)終演

聴きに来てくださった皆様、林田先生・松繁先生、ダッパーの皆様、ご参加頂いたみなさま!皆様のおかげで、無事、第6回サクソフォン交流会、終演できました。

ラーメンうまし!

今後ともサクソフォン交流会を、よろしくお願いします。

詳細は後日。

2015/04/24

演奏会ご案内:第6回サクソフォン交流会 in 香川

取り急ぎお知らせ!演奏会までに、案内をゆっくり書いている時間はあるかな…

【第6回サクソフォン交流会 in 香川】
日時:2015年4月25日(土) 13:00開演
会場:サンポートホール高松・第2小ホール[JR高松駅から徒歩3分]
アドバイザー:林田和之
ゲスト演奏:松繁哲朗
入場無料
詳細:サクソフォン交流会公式サイト

2015/04/21

Vincent DavidとEnsemble de Versailles

公私ともに超忙しい。ブログの更新が滞るとは…。

----------

ヴァンサン・ダヴィッド Vincent David氏と、彼が教鞭を執るヴェルサイユ音楽院のサクソフォンアンサンブル Ensemble de saxophones de Versaillesの共演動画。きちんと観ていないが、長尺で、見応えがありそうだ。さらっと抜き出して各所の演奏を聴いてみたが、テクニカル的に世界最強レベルであることは間違いなく、また、自由闊達さが印象深い。



プログラムは以下から。

http://www.andorrasaxfest.com/ca/content/ensemble-saxophones-de-versailles

" Le voyage Imaginaire de Mr Sax"

France:
- Introduction et Rondo Capriccoso de C. Saint-Saens ( sax sop solo: Vincent David)

Russie:
- Concerto pour sax alto en Mib de A. Glazounov ( Sax alto solo: Vincent David)
- Finale ( tema russo) de la Sérénade pour cordes OP48 de Tchaikovsky

Allemagne:
- Concerto pour Flute de Mozart ( Sax sop solo Vincent David)
- Danse Hongroise de Brahms

Espagne:
- Danza ritual del fuego; para ahuyentar los malos espíritus. extrait d' El amor Brujo de De Falla

- Asturias de Albeniz ( sax sop solo Vincent David)

France:
- Tzigane de M. Ravel ( sax sop solo Vincent David)

- Noces de Vincent David

- USA:
- New in the Neihborhood de Jerry Bergonzi

演奏者(日本人も2名おられる):

Saxòfons sopranos: Emanuel Plagne, Maxime Degéry, Pauline Rougier
Saxòfons altos: Jan Gricar, Melinda Urh, Nahikari Oloriz, Ludwik Mierzejewski ,Yi Lu
Saxòfons tenors: Miki Isogaï, Hugo Affetouche, Jie Luo
Saxòfons baritons: Mariko Takeshita, Mounir Sefsouf
Saxòfon baix: Elvis Sousa

2015/04/20

日曜日は

日曜日は、土曜日に続いて「ラプソディ・イン・ブルー」の合奏。初めての、本番のピアニストが入った練習。いやはや、すごい演奏だった!

2015/04/19

第6回サクソフォン交流会近し

「第6回サクソフォン交流会 in 香川」が4/25に迫っている。

事務作業が佳境、で、いつにも増して問題が次から次へと出てきて、なかなか大変。が、事務局メンバーのおかげで何とかなっているところも多い。

直前になったら、また演奏会自体のお知らせも致します。

アプリコにて

ブログの更新頻度が落ちてくるとは、いよいよまずい状況(汗)

----------

4/18夕刻は、蒲田のアプリコにて、「ラプソディ・イン・ブルー」練習に参加。毎回、やはりオーケストラの中に入っての合奏は楽しいことこの上ない。いやー、それにしてもクラのI君、さすがですな!僕も(そういった目立ったソロはないが)頑張ろ!

2015/04/17

The SAX向け記事執筆中

5/25発売予定の「The SAX」に記事を3つ寄せる予定。1つは前回に引き続き歴史関係の記事。あと2つはコンサート・レポート。お楽しみに!

本業が超繁忙期、交流会の業務が佳境、記事〆切は4/20、他にもやることたくさん…と、かなり追い込まれている。睡眠時間が足りない。

2015/04/14

The Raschèr Reader到着!

待ちに待った「The Raschèr Reader」が発売となり、入手。中身についてはいずれ詳しくレビューするが、シガード・ラッシャー氏自身が書いた/シガード・ラッシャー氏に関する記事の集大成、という内容だ。ラッシャー氏に興味がある方であれば、絶対入手すべき内容だ。全350ページ。

以下のページのe-storeというリンク先から購入可能。日本への配送を希望の場合、配送方法はUPSを選択のこと(他の配送方法では日本に送ることができない)。
http://www.fredonia.edu/library/collections/archives/rascher.asp

2015/04/13

関東サクソフォン連合の合宿

三浦半島の某所で、関東サクソフォン連合の合宿。2週間後のサクソフォン交流会に向けて。

プーランク/北方寛丈「ミサ曲ト調」より"サンクトゥス"と、トンプソン/バックランド「セレブレーション」の2曲。どちらも対照的だが良い曲だ!

プーランクのミサ曲、これはきちんと全部聴いてみよう。キリスト教音楽全般についても、もっときちんと勉強しなければいけないと思った(金澤正剛著「キリスト教と音楽」という、コレ以上ないほどの最高の解説書は持っているのに、まだ身についていない)。

施設がちょいと寒くてその点は大変だったが、いやはや楽しかったなあ。

2015/04/11

秋山紀夫氏の記事「大室勇一君の記録」

大変遅くなったが、バンドジャーナル2014年4月号を入手。吹奏楽界を中心に活躍し、日本を代表する指揮者のひとりである秋山紀夫氏が、大室勇一氏(1940-1988)について書いている記事があると伝え聞き、読まなければと思っていたのだが、入手が遅れていた。

大室勇一氏についての情報は、インターネット上に大変少ない。亡くなった時期が1988年と、かなり前だったことや、(教育者としての活躍が中心であったため)録音が残されていないことなどが、その原因だと思われる。我々のように、大室勇一氏の活動にリアルタイムで触れることができなかった世代にとっては、まさに伝説の人である。ある面においては、日本のクラシカル・サクソフォン界の父、坂口新氏よりも、大きな功績を残しているにも関わらず、自由にアクセス可能な情報は実に少ないのだ。

秋山氏のこの記事は、分量にして1ページ未満ながら非常に情報量が多く、これまで知らなかった事柄が多く書かれており、素晴らしい内容であると感じた。多くの方に読まれて欲しいと思う。版元では在庫がないが、Amazon等では中古を入手可能だ。バンド ジャーナル2014年04月号


伊藤康英先生も、この記事についてツイッターで少し触れている。




----------

さて、そもそも、なぜこんな記事がこんな時代に書かれたのか…と、不思議に思っていたのだが、その経緯についても記事冒頭で触れられていた。その理由について、内容をそのまま引用する(このくらいの短い引用であれば大丈夫だろう)。

 なぜ突然こんな主題なのか? 実はインターネットに次のような書き込みを見つけたからだ。『コンクール全国大会で大室先生と同姓同名の人が中学校バンドを指揮したらしい』『大室先生は英語が堪能だったと聞いて驚いた』…(中略)…現在の日本を代表するサクソフォーン奏者や各音大のサックス教授のほとんどを育てた人だ。しかし今ではもう伝説となっているかと考えさせられ、彼のことを正しく伝えねばという気持ちから、このすばらしい先生を紹介したい。

ほうほう、インターネットのね…って、このブログの記事(コメント欄含む)じゃないか!笑
http://kurisaxo.blogspot.jp/2013/03/blog-post_16.html

この記事を書いた時は、冒頭の疑問に対していちおうの決着をみたとはいえ、このバンドジャーナルの秋山氏の記事によって無事裏受けが取れたのは幸いだった。…って、いやいやいやそうではなくて。ブログというのはどこで誰に見られているか分からないものなのだなあ、と驚いたのだった。こんなシメになるとは(笑)。

2015/04/10

演奏会情報:That's Saxophone Philharmony 12th

メンバーの多くの皆様にいつもお世話になっている、That's Saxophone Philharmonyさんの演奏会が近づいている。

これまでも、春季の定期演奏会、秋季のアンサンブルコンサートと、何度か伺ったことがあるが、毎度高いレベルの演奏を聴かせてくれることで、楽しみに伺っている(今回の演奏会は、合宿練習とかぶって伺えないのだが(>_<)!)。 春季の演奏会の聴きどころは、なんといってもThat'sスペシャルミュージックストーリーである。ナレーションとサックスオケを絡める音楽絵巻で、脚本もオリジナル(少なくとも前回聴きに伺った時はそうであった)というこだわりよう。今回は、誰もが知っている「スーホの白い馬」。ストーリーが名作であることはもちろんで、これがどのようにサクソフォンアンサンブルとともに演奏されるのか…これは期待せざるを得ない。

【ザッツ・サクソフォン・フィルハーモニー第12回定期演奏会】
出演:ザッツ・サクソフォン・フィルハーモニー、近藤久敦(指揮)
日時:2015年4月11日(土曜)18:00開演 会場:曳舟文化センターホール
料金:全席自由1000円
プログラム:
J.シベリウス - 交響詩「フィンランディア」
B.スメタナ - 交響詩「わが祖国」よりモルダウ
That'sスペシャルミュージックストーリー:福島弘和「スーホの白い馬」 他


The SAX記事プレビュー

【躍動するサックス史70年〜クラシック・サックス70年の歩み】今年2015 年は戦後70年という節目の年。そこでTHE SAX70号と次号の2回に亘って、戦後日本と同様に70年の間に大きな発展を遂げてきた日本のサクソフォン界が歩んだ道の...

Posted by The SAX ザ・サックス on Thursday, 9 April 2015

2015/04/09

松下洋リサイタル~ソビエト3巨匠の情景~

(毎度のことながらの)新しい試み、そしてそれが高い完成度のステージとして結実していた。さすがだ!やりたいことを具現化してしまうその行動力、さすがです。

【松下洋サクソフォンリサイタルvol.4~ソビエト3巨匠の情景~】
出演:松下洋(sax)、黒岩航紀(pf)他後述
日時:2015年4月8日(水)18:30開場 19:00開演
会場:みなとみらいホール 小ホール
プログラム:
セルゲイ・プロコフィエフ - 「ロミオとジュリエット」組曲
アラン・ハチャトゥリアン - 「スパルタクス」よりアダージョ
セルゲイ・ラフマニノフ - 「ピアノ協奏曲第3番」より、Queen、Muse
セルゲイ・プロコフィエフ - 「冬のかがり火」より
ドミトリー・ショスタコーヴィチ - バレエ組曲「ボルト」
出演者:
Saxophone
松下洋・東秀樹・田中拓也・宮越悠貴
木管五重奏
満丸彬人・福島広之・小谷晋一・相良良・荒木奏美
金管五重奏
蔵持智明・松下絵里・庄司知世・高井郁花・田村優弥
打楽器
松本英之・関聡・小柳絵美璃
Piano
黒岩航紀
アレンジャー
旭井翔一

20世紀初頭の天才興行師、ディアギレフへのオマージュとして、彼が結成したバレエ・リュス解散ののち、ロシアで花開いたバレエ音楽他を(サクソフォンを含む)様々な室内楽編成で聴かせる、という、凝ったコンセプト。プログラム冊子にはその解説も記載されており、演奏会前にその流れを予習することができた。

プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」は、ヴィルトゥオーゾ・スタイルのアレンジで、先日同じく松下氏が演奏していたラヴェルの「ツィガーヌ」の鮮烈な演奏を思い出した。クラシック・スタイルのサクソフォンとピアノで、ここまで幅広い表現ができるのかと驚くのは、松下氏のリサイタルではいつものことだ。アレンジも面白かった(誰のアレンジかな?)。

ここからは、全編旭井翔一氏のアレンジとなる。ハチャトゥリアンの「スパルタカス」は、サクソフォンの木管的側面を前面に出すために、木管五重奏との共演となった。旭井氏の音色のマジックが早速炸裂し、また、共演陣も素晴らしい仕事をしており、ドラマチックな演奏となった。超個人的な話だが、なぜか始まる直前まで「ガイーヌ」のアダージョと勘違いしていた(映画「2001年宇宙の旅」の、木星探査のシーン冒頭で使われるのだ)。

第一部最後は、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」へのオマージュ作品…Queen「Rachmaninov's Revenge」、Muse「Butterflies and Hurricane」は、いずれも同曲のモチーフを下敷きとして使ったロック作品である。メタルマウスピース・セッティングのアルトサクソフォンを携えて松下氏が現れ、さらに金管5重奏、ピアノ、ドラムスとのアンサンブルが展開。ノイジーかつパワフルなサックスは、原曲のヴォーカル部分をなぞる形となっており、金管5重奏やピアノがインスト部分…というようなアレンジであった。この音量規模で埋もれないサックス、というのも凄まじいな(笑)そしてラフマニノフのカデンツァは、ピアノ黒岩航紀氏の面目躍如!すさまじい集中力。いやはや、実にカッコ良く、終わった瞬間に会場がどよめいた。

休憩を挟んで、まずはプロコフィエフの「冬のかがり火」より「出発」。プロコフィエフの、朗読、児童合唱、管弦楽のための作品。プロコフィエフがさらされていた、政治上の批判活動に対する"名誉回復"のために作った作品の、第1曲である。列車的な音響効果が、非常にわかりやすい形で使われている。ここでは、全員参加のアンサンブル…サクソフォン四重奏を中心として、周りを管楽器、さらにピアノや打楽器が固める。非常にスマートな"管楽アンサンブル"で、鉄壁のメンバーとともに…あれ?サクソフォンのリサイタルじゃなかったっけ?

ところが、これが松下氏の狙いであったようで、まずはヴィルトゥオーゾスタイル、次は木管楽器としてのサクソフォン、さらに、ロックの中でのサクソフォン、最後、第2部はサクソフォンを含む管楽器群でオーケストラを表現する(サクソフォン独奏はもはやあまり重視されない)という、そんな試みだったそうだ。

その編成のまま演奏されたショスタコーヴィチ「ボルト」も、強い印象を残した。旭井氏のアレンジの素晴らしさ…管楽器の音色を混ぜて、瞬間瞬間に聴いたことのないような響きを創りだす…も手伝って、全8曲を一気に聴いてしまった。これ、演奏したい人も多そうだなあ(笑)

アンコールに、ハチャトゥリアン「剣の舞」のスペシャルアレンジ。大いに盛り上がった!

打ち上げも出たかったのだが、体調を崩しかけているのと、やることが溜まりまくっているので、早々に退散…(T_T)

2015/04/08

ナゴヤサックスフェスタ2015(後編)

ひとつ前の記事の続き。

♪滝上典彦
酒井格「三月のリガドゥーン」
L.ロベール「カデンツァ」
そういえば、滝上先生の独奏の演奏を聴くのは初めてだったかもしれない。古典的かつロマンティックな響きの酒井作品をさらりと聴かせ、「カデンツァ」へ。クランポンのSenzoを使い、集中力の高い演奏が展開された。その没入っぷりや、なかなか凄いもの。特に弱音部分においても、大きいホールの隅々まで音が渡っていく様は、さすがだと思ったのだった。

♪大垣女子短期大学
B.バルトーク/堤慎吾「ルーマニア民俗舞曲」
SAAATTBBという編成による演奏(だったかな)。フォスターの編曲楽譜を演奏。高いレベルだが、さらにレパートリーや演奏内容等、突っ込んだ内容も聴いてみたいなーとも思った。

♪名古屋音楽大学(指揮:瀧彬友)
N.リムスキー=コルサコフ/大須賀吉江「スペイン奇想曲」より第3,4,5楽章
なかなかの大人数!瀧氏の指揮の導きに乗って、とても整ったアンサンブルを聴かせてくれた。発音の立ち上がりの良さや音色の密度、見事である。パーカッションも交えて(おお、Bijouの山田さんが乗ってる!)、実に華やかな音が会場に広がった。こうして聴くとやっぱり各大学の特色というものがよく音に現れているのだなと思った。

♪各大学合同サクソフォンオーケストラ(指揮:小前奏人)
L.v.ベートーヴェン/小前奏人「交響曲第7番」より第1楽章
県芸の作曲科の現役生だという、小前さんの編曲/指揮によるステージ。それにしても、各大学の合同オーケストラなどというと、演奏云々はもちろんだが、本番に至るまでの練習等、各種段取りが困難を極めるはずで、こうしてその企画が実際に実現していることがまず凄いと思う。旗振り役は誰だったのだろう…小前さんの独自企画だったのかな?MC、舞台での立ち振舞いと、なかなか良いキャラである(笑)。演奏も、盛り上がった!

♪本多俊之スペシャルライブ(ゲスト:本多俊之)
本多俊之「家族ゲーム・メドレー」:本多俊之、渡辺志穂、三輪一登、中山順次、真室香代
本多俊之「マルサの女」:本多俊之、渡辺志穂、三輪一登、辻友香里、中山順次、杉浦遥、真室香代、川地立真、青井由似(pf)
本多俊之「Greetings」:本多俊之、三輪一登、中山順次、真室香代
本多俊之「Take It Easy」:本多俊之、渡辺志穂、瀧彬友、片田景子、三輪一登、辻友香里、金子弘美、中山順次、所克頼、杉浦遥、真室香代、川地立真、青井由似(pf)

楽しいライブだった!クラシック・サクソフォン方面との交流も(トルヴェールを始めとして)多い本多俊之氏、ナゴヤサックスフェスタ初見参、とのこと。そもそも、ジャズサクソフォン奏者をゲストに迎えることも、本イベントでは初めてであるそうだ。本多氏と司会の山本氏の掛け合いMCも楽しく、また演奏も大迫力。本多氏自ら「リズムが良い」と絶賛する名古屋の若手~中堅陣とともに(いや。本当に上手い)、魅力的な音楽が紡ぎだされた。客席はほぼ満員、熱い雰囲気の中、最後の大編成の「Take It Easy」まで、大盛り上がりだった。

♪抽選会&じゃんけん大会
楽器ブースを回って3つのスタンプを集めるともらえる抽選番号を元にした抽選会&本多俊之氏とのじゃんけん大会!これまた会場大盛り上がり笑。すごいなあ。

♪100人のサックス愛好家によるオーケストラ(指揮:三日月孝)
G.ビゼー/圓田勇一「カルメン前奏曲」
J.ヴァン=デル=ロースト/柏原卓之「カンタベリー・コラール」
E.エルガー/岩本伸一「威風堂々第一番」
L.プリマ/三輪一登「シング・シング・シング」(独奏:本多俊之)

最後の最後まで、満員のお客様、ステージ上もたくさん。何度も聴いたことのある曲なのに(何度も聴いたことがあるからこそ?)、なんだか感動してしまった。「シング・シング・シング」で、自然に手拍子が出てくる、というのもまた。あ、あと、パーカッションの方々がとっても楽しそうなのが良かった。

♪バリトンサックス六重奏
ロビーにて、終演とともにバリトン六重奏。「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」を含む数曲。何時間にも及ぶコンサートであったが、まだまだ多くのお客様が残り、その演奏を聴いているその雰囲気が、また良い。

終演後、レセプションにも少し伺い、何人かの方とお話することができた。それもまた嬉しかった。

以上。「熱い!」と、このひとことに尽きる、フェスティバルであった。聴きに行くことができてよかった。名古屋にとどまらず、全国にさらに積極的に発信されていくと良いなあ。

The SAXへもレポートを書くので、お楽しみ。

2015/04/06

ナゴヤサックスフェスタ2015(前編)

いやー、凄かった!充実しすぎて、書くことがありすぎるので、2回に分ける。

今年で14回目を数えるという、ナゴヤサックスフェスタ。日本のサクソフォン関連のイベントの中でも、特に大きな盛り上がりを見せる催しとして注目していたが、これまで都合がつかなかったり体調崩したりで伺ったことがなく、ようやく初めて聴きに来ることができたのだ。日帰りという強行日程だったが、その甲斐ある聴後感を得られたのだった。

雨にもかかわらず、会場は盛況。聞くところによると当日券も僅かしか残らなかっただか無くなったか、というほどだったとのことで、800人弱のホールがほぼ満員という、この種のイベントとしてはちょっと信じられない客入りに驚かされた。出演者がそれなりに多いとか、立地がそこそこ良いとか、なんかそういう定量的なものでは測ることのできない、ある種熱気のようなものを感じたのだった。ここまでの13回に及ぶ、繰り返しの歴史をたどると、何かヒントが得られるのかなあ。

ナディアパークという、矢場町の近くに位置する複合施設を利用。800席弱の大ホールと、練習室3つ、またその他様々な場所で、同時並行的にイベントが進む。今回は初めてということもあって大ホールに張り付いていたのだが、大ホールは常に見た目7割以上~ほぼ満席のお客さんが入っており、また他の会場も、時には立ち見が出るほどの盛況であったと伝え聞いた。

僭越ながら、ひとつひとつ感想を書き記していく。

♪オープニングアンサンブル(指揮:遠藤宏幸)
八木澤教司「フェスティーヴォ!」
A.ボロディン/久田大地「だったん人の踊り」
若手~中堅を中心に、びしっと揃ったアンサンブルがオープニングに華を添える。「フェスティーヴォ!」という作品は初めて聴いたが、わかりやすくて盛り上がる、オープニングにぴったりの作品だ。演奏に覇気があり、(ほとんどの方はこの曲を知らないはずなのに)客席も盛り上がる、という…。ちょっと体感したことのない雰囲気を味わった。「だったん人の踊り」は、これはもう定番とも言える作品だが、終結部にかけてかなり盛り上がりますね。続くプログラムへの期待が高まった。

♪愛知県立芸術大学
J.リュエフ「四重奏のためのコンセール」
このたくさんのお客様にリュエフを聴かせてしまう、というのもまたすごいな。4人ともよく揃った輝かしい音色は、同門の強みだろう。第1楽章のテンポからは、この曲の難しさを感じたが(フレンチバロック風前奏曲の難しさ!)第6楽章などはさすがのリズム感でぐいぐいと演奏しており、さすがの若い世代の演奏だと思った。

♪Duoこつぶ
D.ミヨー「ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのための組曲」
この曲のセレクトがなかなか面白い。ヴァイオリンパートをソプラノサクソフォンが、クラリネットパートをアルトサクソフォンが、それぞれ演奏する。さすがにヴァイオリンの高音域はソプラノが少々無理がある部分もあると思ったが、パリっとした発音など、ミヨーの気質を(原曲以上に)表現しているような箇所もあり、面白かった。サクソフォンデュオって、いろいろなことができて楽しいなあ。

♪アマチュア選抜オーケストラ(指揮:堀江裕介)
中橋愛生「静寂の森、饒舌な雨」
紛れも無い、サクソフォンオーケストラの名曲である。これまで、プロフェッショナルの団体による演奏が何度かなされたが、アマチュアによる演奏はもしかしたら初めてではないのかな。どのような演奏になるかと思ったが、堀江さんの的確な導きもあって、お見事!な演奏となった。中間部の雨が降り出す描写の部分では、特殊奏法の物珍しさも手伝って、客席からどよめきが起こった(笑)。

♪名古屋芸術大学(指揮:三日月孝)
P.I.チャイコフスキー/柏原卓之「弦楽セレナーデ」より
ハ長調の幸福な音楽である。ハ長調の音楽は、これと、メンデルスゾーンの序曲が好きだなあ。幸福に満ちた中に、仄かな憂いがある感じはこの曲ならではだろう。指導陣も交えて、三日月氏の指揮に乗りながらまとまった美しい響きを作り出していた。四重奏で聴いた県芸とは、また違った独特の響きがあるのだな、という感触も得られたのだった。

ここからは、第1回ナゴヤサクソフォンコンクール受賞者による披露演奏。ナゴヤサクソフォンコンクールと、ナゴヤサックスフェスタは、現時点では別々のイベントであるが、今後それぞれ関連性を持たせて、いずれはひとつのイベントとして…というような話を、堀江氏から伺った。東海地区のサクソフォン界を、フェスタのみならずコンクールという側面も使いながら、盛り上げていこうとする、そんな意思や気概も感じたのだった。

♪第1回ナゴヤサクソフォンコンクール受賞者による披露演奏(中学生以下部門:西浦颯)
P.イトゥラルデ「小さなチャルダッシュ」
いやー、若い!この恐れなき演奏は、若さがなせる技かな。

♪第1回ナゴヤサクソフォンコンクール受賞者による披露演奏(高校生部門:岩田基睦)
L.E.ラーション「協奏曲」より第1楽章
いやー、本当にびっくりした。高校3年生になりたてとのことだが、プロか!?と思うほどの見事なコントロール(跳躍、ヴィブラート)、フラジオも一発も外さずに(しかもとても音程が良い)、吹ききった。なんという演奏家だ…。多くの聴衆が衝撃を受けたことだろう。冒頭、わりとコンパクトに音楽を運ぶかとおもいきや、思い切りの良い箇所も散見され、良い意味で期待を裏切られた。

♪第1回ナゴヤサクソフォンコンクール受賞者による披露演奏(一般部門:袴田美帆)
P.クレストン「協奏曲」より第3楽章
いやー、本当にびっくりした(2度目)。アマチュアながら、ここまで見事にこの難曲を演奏できるものなのか。岩田氏の演奏とともに、大きな衝撃を受けたのだった。名古屋のサクソフォン愛好家のレベル、恐るべし。。。素晴らしい面はたくさんあるのだが、何を置いても、まずリズムがすべらずしっかりしており、その上で音色も良く、音程も良く、音楽性もあり…いやはや。

♪第1回ナゴヤサクソフォンコンクール受賞者による披露演奏(U25若手演奏家部門:佐藤杏奈、指揮:遠藤宏幸、プロフェッショナル陣によるアンサンブル)
県芸3年生の佐藤さんによる演奏。リュエフにも、確かテナーで乗っていらっしゃったな。豪華なアンサンブルをバックに、こういう場でイベールを演奏することは、より緊張度が高いのではないかな…とも思ったが、堂々たる演奏、そのものであった。バックのアンサンブルは、中堅~若手が固めていたが、その見事な連携具合も、さすが。アレンジは誰のものだったのだろう?ロンデックス編?

続きの第3部とスペシャルステージについては、次の記事で。

ちなみにフェスタの様子は、次号のThe SAXにも掲載する予定。私が執筆を担当する。

イベントの面から気づいたことをいくつか書き記しておく。
・運営陣の連携・協力体制。アリオンSQのメンバーあたりから下の世代にあたる、中堅~若手による強固な運営体制が垣間見えた。もちろん三日月氏や櫻井氏といった大御所もフェスタには出演者として協力しているが、中心となって運営にあたっているのは(実行委員のメンバーを見る限り)若手である。
・司会が上手い。山本祐歌さんという、FM愛知のパーソナリティ(名音の声楽科の卒業生だそうな)が大ホールの司会進行を務めたが、とにかく間のもたせ方やしゃべり方や盛り上げ方の上手いこと。びっくりした。また、ステージセッティング入れ替えが多いが、司会とも連携しつつ、かなり素早い。
・大ホールを見ていると、部ごとのみならず、曲間で出たり入ったりするお客様がけっこう多い。いろんなイベントをまんべんなく聴きに行こうという意思の現れか(=惰性で聴いていないということか)。
・客席に座りながら周りのお客様の話し声に聞き耳を立てていると、どうもサクソフォン関係者ではない方が多くを占めている雰囲気。どういうアプローチで、そういった客層を獲得するのか、その手法に興味がある。

年に1度とはいえ、これほど大きなイベントを準備・運営する、瀧彬友氏を始めとする実行委員の面々の働きたるや、すばらしいものであったと思う。

2015/04/05

練習もろもろ

午後から、練馬で練習。5/31の、諏訪での合唱団とピアノとサクソフォン3本という編成の本番のための練習。楽譜がまだ最終版となっていないため、編曲者を迎えて修正を施しながら音出し確認がメインとなった。

その後東大島へと移動し、オーケストラ練習(プロースト交響楽団)。オーケストラに乗るのは人生初、どころか、弦楽合奏と合わせるのも人生初かも。いやー、弦とのアンサンブルは楽しいですね。超緊張したけど、楽しかった。声をかけてくださって、大感謝だ。本番は5/17にミューザ川崎シンフォニーホールにて。ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」で、私はテナー、他、アルト2本はchisa氏と、K.Kei氏。

それぞれ、本番が近づいたらご案内します。

ひさびさにテナーを担いであっちこっち移動したせいか、疲労ぎみ。

2015/04/04

交流会打ち合わせ

今日は(もう昨日か)終業後に新宿へと移動し、1ヶ月を切った「第6回サクソフォン交流会 in 香川」の事務局打ち合わせ。

やること山積みだが、確実にこなしていきたい。単純化してしまえば、ワーッと集まって、ワーッと吹いて、ワーッと打ち上げて終わり、というイベントではあるのだが、けっこう裏では細かく諸々を打合せている。

2015/04/03

とある吹奏楽の教則レコード

ナゴヤサックスフェスタは、結局新幹線で往復することにした(やることがありすぎて、飛行機の旅を楽しんでいる場合ではない…)

----------

山本正人指揮の"東京芸術大学卒業生による大吹奏楽団"という触れ込みで売り出された教則レコード。録音は1983年。教育的要素が強く、あまり一般的には知られていないが、ふとした時に話題となるレコードである。

F.v.スッペ - 歌劇「軽騎兵」序曲
J.シュトラウス - ラデツキー行進曲
F.v.スッペ - 「詩人と農夫」序曲
K.タイケ - 行進曲「旧友」
K.J.アルフォード - 行進曲「ボギー大佐」
L.ガンヌ - 行進曲「勝利の父」
H.シュタルケ - 行進曲「剣と槍」
A.W.ケテルビー - ペルシャの市場にて

このほか、楽器の基本奏法、各楽器によるアンサンブルが収録されている。サクソフォンは、ロシア民謡「赤いサラフォン」、H.ウェルナー「野バラ」を演奏。ちなみに、サクソフォンセクションは以下のとおり。錚々たるメンバーである。各楽器のアンサンブルや基本奏法のお手本で、誰が何を吹いているかは分からなかった。

(役職名は、録音当時)
石渡悠史(昭和35年卒)国立音楽大学助教授
大室勇一(昭和38年卒)東京藝術大学講師
中村均(昭和41年卒)東京音楽大学講師
冨岡和男(昭和44年卒)東京藝術大学講師
佐々木雄二(昭和48年卒)武蔵野音楽学院講師
鈴木秀之(昭和48年卒)日本音楽学院講師

2015/04/01

大室勇一氏指揮の吹奏楽コンクール録音

以前、桜木中学校と大室勇一氏の関係について記事を書いたが、その記事で触れた録音がYouTubeにアップロードされているのを見つけた。

第11回(1963)全日本吹奏楽コンクール全国大会
日時:昭和38年11月10日(日)
会場:岐阜市民センター
大宮市立桜木中学校(関東:埼玉県)
指揮:大室勇一
[課題曲] 中学 : 行進曲《朝のステップ》 (小川原久雄)
全国大会 第3位

上記、吹奏楽コンクールの全国大会実況の録音である。短いながらも、実に見事な演奏である。秋山紀夫氏の下地があったとはいえ、全国へと進むのは並大抵の指導では成し得なかったはずだ。指導者としての凄さを垣間見る思いだ。

The SAX Vol.70の注目記事

「The SAX Vol.70」について、記事を寄稿した「躍動するサックス史70年(前編)」「[スペシャルレポート]雲井雅人&須川展也ジョイントコンサート」以外にもおもしろい記事がある。

・特別付録CD
福井健太さんが、バッハ「アリオーソ」、ラフマニノフ「ヴォカリーズ」を吹いている。

・The SAX Archives サックス上達への近道
何か魔法のようなことが書いてあるわけではなく、これまでのThe SAX誌が敢行した各奏者へのインタビューの、役立ちポイント抜粋&名言集的な記事。さらさらっと読めて、なかなか楽しい。

・Spot Light-1 中島諒
中島諒さんのインタビュー記事。ピアノも激烈に上手いのはよく知られているが、さらに加えて幼少の頃、空手をやっていたとは…!(しかも世界大会に出場したりと、かなりレベルが高い…おお、ホントだ

・Spot Light-2 大石俊太郎
大石俊太郎さんのインタビュー記事。東京藝術大学サクソフォン科…すなわち、れっきとしたクラシックの出身であるが、最近はどちらかというとクロスオーヴァー的な活動が多いようで、その大石さんの活動のトレンドを知ることができる。

Amazonでも取り扱いを開始している。THE SAX vol.70 2015年5月号