2015/12/31

ラッシャーがラーション「協奏曲」を演奏する映像(一部)

年の瀬に…シガード・ラッシャー Sigurd Rascher氏が、ラーシュ・エリク・ラーション Lars Erik Larssonの「協奏曲」を演奏する動画がYouTubeにアップロードされていた。残念ながらごく一部の抜粋であるが、なんと貴重な動画だろう!

https://www.youtube.com/watch?v=4-qttb2NgQ4

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のメンバーから成る、アムステルダム室内管弦楽団(現コンセルトヘボウ室内管弦楽団、1987年に改名)との共演。1960年代前半の記録とのことだ。ソロのラッシャー氏の、演奏と立ち姿の貫禄といったら…髭を蓄えている姿は初めて見たかもしれない。そして、何よりもこの純度の高い音色。オーケストラも、さすがコンセルトヘボウ、激ウマである。

アップロードしたのはAndreas van Zoelen氏。ラッシャー派の奏者の一人で、Bruce Weinberger氏の後任、テナーサクソフォン奏者としてラッシャー・サクソフォン四重奏団に参加したメンバーである。

----------

いろいろあった2015年でしたが、知人・友人の皆様には大変お世話になりました。良い年をお迎えください。

2015/12/30

上野耕平氏が昭和音楽大非常勤講師に就任

公式ウェブページに掲載されていたのだが、上野耕平氏が、来年4月から昭和音楽大学の非常勤講師に就任することが決まったそうだ。23歳での非常勤講師就任とは…まだまだお若いのに凄いことだなあと思う。どのような生徒を育てていくのか、今後が楽しみだ。

http://uenokohei.club/

2015/12/29

12/18に出演したライヴ

【X'mas Special 3man LIVE!】
出演:岡秀年、氷置晋&角悠介&和波さやか、TsukubaSQ and Friends(ゲスト:松下洋)
日時:2015年12月18日 19:00開場、19:30開演
会場:Cafe Dolce Vita

岡秀年氏の名前は初めて知った…ノボリを背に、ギター一本、軽妙なトークも交えながら、ぐいぐいと客を引き込む。芸人か!と思うほど、トーク内容が面白かった。氷置晋氏は、さすがというか何というか、爽快な曲調と、安定の歌声が心地よい。

Tsukuba Saxophone Quartetは、名義こそTsukubaSQだったが、コングレスに参加したメンバー&ピアニスト。松下洋氏は、なんとバリー・コッククロフト「Rock Me!」を演奏、最後は全員で本多俊之「Galaxite」を演奏した。最後は、全員で「ジングルベル」を演奏して幕となった。新しい音楽の世界にも触れることができ、楽しかったなあ。

2015/12/25

Simon Haram "Mono'dia"

まったくノーマークだったのだが、イギリスのサクソフォン奏者、サイモン・ハラーム Simon Haram氏が、1年以上も前にアルバムをリリースしていた。私は、ジョン・ハール John Harle氏を起源とするイギリスのクラシック・サクソフォンの系譜の延長にある奏者の演奏や、彼らが取り上げる作品が大好きなのだ。

Simon Haram: Soprano, alto and tenor saxophones
Graham Fitkin: Piano, synthesisers
John Alley: Piano
Ruth Wall: Harp
Martin Elliott: Bass Guitar

Graham Fitkin - Gate
Alan Taylor - Four Dances
John Adams - Postmark
Geoff Eales - She Cries She Dances
Graham Fitkin - Spill
Tonu Korvits - Singing Across the Sea
Paul Alan Barker - Two Songs from "Dirty Tricks"
John Woolrich - Fragment
Graham Fitkin - Passing

グラハム・フィトキンの傑作「Gate」から聴き始めたのだが、イギリスのクラシックサクソフォン特有のパリっとした鳴らし方はそのまま、押して引いてを絶妙にコントロールするスタイルにゾクっとしてしまった。「Gate」は、これまでパワー先行型で一気に聴かせる録音が多かっただけに、新しい形の演奏だと感じた。

珍しいアダムスの「ポストマーク」や、ベースとともに演奏される、「Two Songs from "Dirty Tricks"」など、聴きどころは多いが、最後に収録された「Passing」での、激烈な意思すら感じさせるテナーサクソフォンの鳴らしっぷりは一聴の価値ありだろう。1曲まるまるサクソフォン+シンセサイザーというシンプルな編成で、音色もそれほど変化しないのだが、構成感があるため聴き飽きない。

Amazonでも購入可能だ。Simon Haram「Mono'dia」

NHK こどものための音楽会(司会・サクソフォン:須川展也)

2013年に放映された「クラシック倶楽部 こどものための音楽会」が、2015年12月21日に再放送された。須川展也氏の司会・進行のもと、国内著名音楽家たちが、子ども向けにクラシックの有名曲を数多く取り上げる、という内容。室内楽からオーケストラまで、オリジナルあり、アレンジありの充実した内容であった。

須川氏は、最後にモンティ「チャルダーシュ」でサクソフォンの独奏を披露していた。これを子どもやその親が聴いて「サクソフォンってすごい!」と思ってくれると嬉しいなあ。また、今更ながら、須川氏が"クラシック・サクソフォンの裾野を広げる活動"で負っている部分の大きさを再認識した次第。

NMLにUniversal Music(Deutsche Grammophon&Decca)が参加

いろいろとドッタバッタでなかなかブログを書く時間も取れず、また、大変残念なことに、楽しみにしていた水曜日のクローバーSQも伺えず、であった。とはいえ、家で過ごす時間は良いもので、時間を掛けて料理をしたり、音楽を聴いたりすると、心が落ち着くものだ。

----------

Naxos Music Libraryに、なんとUniversal Musicが参加した。Universal Musicが持つブランド、Deutsche GrammophonやDeccaの盤が、今後順次追加されていく、ということだ。Warner Music(EMIやEratoを持つ)が参加した時にも相当驚いたものだが、まさかあの"黄色い額縁"のドイツ・グラモフォンが、NMLに参加することになるとは思わなかった。

消費者の目線からすると手軽に名盤の数々を聴くことができるのは嬉しい、ということに尽きるが、私自身、愛好家として音楽を奏でる立場であるからか、なんとなく一抹の寂しさのようなものを感じてしまう。様々な人達が協力し、たくさんのお金をかけてレコード1枚/CD1枚を作っているはずだ、その大変さに比肩して、ブラウザのボタンをいくつかポチポチと押すだけでそれがスピーカーから再生されてしまうというギャップがあるなあと思ってしまうのだ。

第7回交流会、アンサンブル団体募集終了

第7回サクソフォン交流会2016の、アンサンブル参加団体の募集が終了した。

https://sites.google.com/site/saxkouryukai/

みなさまのご応募、ありがとうございました。

次は1月の個人参加者募集開始に向けて諸々進んでいく。

2015/12/23

モルゴーアQがクラシック倶楽部に登場

2015/12/22(火曜)のNHKクラシック倶楽部に、モルゴーア・クァルテットが登場、プログレを弾きまくっていた。収録は2013年とのことなので、再放送かな?

King Crimson - 21st Century Schizoid Man
Genesis - Dancing With the Moonlit Knight
Dmitri Shostakovitch - String Quartet #7
ELP - Karn Evil 9: 1st Impression-Part 1
King Crimson - Starless

http://www4.nhk.or.jp/c-club/x/2015-12-22/10/31479/1894090/

モルゴーア・クァルテットの映像できちんとしたものを観たのは初めてかもしれない。カメラワークやスタジオのデザインがとても凝っていて、ついつい引き込まれてしまう。

それにしてもこの選曲!私はプログレについては初心者も同然なのだが、そんな私でも楽しめる名曲の数々が続いた。ショスタコーヴィチが少々不思議だが、生み出されるサウンドはこの流れの中で微塵の違和感も感じさせない。これだけたくさんの曲をやれば、1曲くらいは途中カットがあるかな…などの心配していたのだが、杞憂に終わった。「月影の騎士」「スターレス」を映像で観ることができたのは嬉しかったなあ。

2015/12/16

ドゥラングル&マカリスター揃い踏み!

セルマーの130週年記念イベントにおける、クロード・ドゥラングル氏とティモシー・マカリスター氏のデュオ。おふたりともセルマー・アーティストだが、共演しているのは初めて観たような気がする。なにの曲かわからないのだが、なかなか面白い内容。



こんな動画も。こちらは、ドゥラングル氏とブランフォード・マルサリス氏の揃い踏み。Jordan Gudefinの「Scherzo Furioso」、バックは何とギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団である。作曲者のアカウントにアップロードされていた。



演奏が上手いのは当たり前なのだが、ここまで著名なアーティストの共演であると、動画からオーラのようなものまで感じてしまうな…。

2015/12/13

演奏会ご案内:Cafe Dolce Vitaでの演奏

12/18金曜日に、大久保のCafe Dolce Vitaにてライヴに出演する。ポップスバンドとの合同ライヴで、3団体のうちのトリとして、今年のサクソフォン・コングレス&在ベルギー日本国大使館で演奏したメンバーが再集結する。

本多俊之「Galaxite」や「サンタクロース・メドレー」など、わりとガッツリ系の曲が揃った。ゲストの松下洋くんは「Galaxite」のトップを担当するほか、無伴奏で何か吹いてくれるとのこと。

ぜひお越しくださいませ!

※人数把握のため、事前にkuri_saxo@yahoo.co.jp宛て、もしくはFacebookメッセージ、または本記事コメント覧などに書きこんでいただけると嬉しいです。



2015/12/11

交流会打ち合わせ

今日(もう昨日か)は、第7回サクソフォン交流会に向けての打ち合わせ。

事務局メンバーの7名が集まり、進捗確認とともに、募集の段取り、全体合奏曲目、企画ステージ等に関する議題を話し合った。

今週末、12/13にはアンサンブル団体の募集が始まる。

https://sites.google.com/site/saxkouryukai/

2015/12/10

Tokyo Rock'n Sax 3rd Live

毎回伺っているが、いつも新しい世界を見せてくれるバンドだなあと思う。そのような奏者・団体の演奏会(ライヴ)にこそ、頻繁に伺いたいものだ。

Queen - "Procession" and "Father to Son"
Rush - YYZ
Uriah Heep - Traveler in Time
UK - Time to Kill
Genesis - Dancing with the Moonlit Knight
Deep Purple - Highway Star
ELP - Karn Evil #9 1st Impression Part2
Led Zeppelin - Stairway to Heaven
Yes - Heart of the Sunrise
Queen - Love of My Life (encore)
King Crimson - 21 Century Schizoid Man (encore)

松下洋(satc)、山下友教(sa)、東秀樹(a)、加藤里志(t)、丸場慶人(t)、塩塚純(b)、川地立真(b)、田中拓也(bs)、山本真央樹(drs)

2回のライヴ、そしてレコーディングを経て、かなりサウンド的にこなれ、質も上がる一方、という印象を受ける。しかし、決して予定調和に陥るということにはならない。テンション的にはかなりギリギリのところを攻めつつも、よりスタイリッシュに、より迫力を増しているのだ。(半分くらいは原曲を良く知っているのだが)説得力が増し、原曲に近づく…というより、原曲のテイストを十分に保ちつつ、新しい世界を構築している、とでも評すれば良いのだろうか。ぜひ、ロック好きの方に聴いてほしいなあ(NHK-FMのプログレ三昧に投稿したい)。

圧倒された2時間のライヴ。新曲も大量に詰め込み、短期集中型で一気にリハーサルをこなし、これだけのクオリティを提示してしまうとは、恐れ入るばかりだ。各メンバーの、楽曲中、そしてMCでの"色"のようなものが、わかりやすい形で現れてきたのも面白い。バンドとしての進化って、こういうことなのだろう。

個人的な感慨深さでいうと、やはりレッド・ツェッペリン「天国への階段」かなあ。冒頭のリフを聴いた瞬間にあまり冷静でいられなくなってしまった。ギターソロもぐっと引き込まれ、最終部では感情の洪水が押し寄せてくるようだった。ジェネシス「月影の騎士」、イエス「燃える朝焼け」なども、なんだかそれらの曲を聴いていた時の感情が蘇ってしまうのだった。

CDのリリースも来月頃に控えているそうだ。「有名なロック作品満載」「サクソフォンではないような音がする」…とのこと。楽しみだ!

2015/12/07

保育園で演奏

先週末、土曜日のことになるが、妻の主宰で都内某所の保育園にて演奏をしてきた。クリスマス会での演奏、ということで、クリスマスにまつわる曲を数曲。子どもたちみんな可愛かったなあ。最後に、お礼に、ということで素敵なお花まで頂戴してしまった。

2015/12/06

アーニーズスタジオにて

先週の土日ことになるが、アーニーズスタジオでプロフィール用写真を撮影していただいた。

こんなコンセプト…ということで井村さんに予めお伝えし、そのイメージ通り、いや、それ以上のものを撮影いただいた。井村さんには、これまでにTsukubaSQのプロフィール写真、入籍時の夫婦写真・家族写真なども撮影いただいている。いつも、素晴らしい写真を撮影いただき、感謝!

撮影した写真の一部は、そのうちFacebookにアップロードする予定。

2015/12/05

Paul RombyのソロSP録音

ポール・ロンビー Paul Romby氏は、かつてギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団に在籍したフランスのサクソフォン奏者。1934-36年の間には、ギャルド・レピュブリケーヌ・サクソフォン四重奏団にも参加、サクソフォン四重奏黎明期の一翼を担った。

マルセル・ミュール氏が、ロンビー氏についてほんのすこしだけ語ったインタビュー記事がある。

...Two other elements joined us: one, named Lhomme, was from the Garde. The other was Paul Romby. Romby started at the Garde in 1934 but it did not really suit him. He had a rather bizarre job. He worked very well in the quartet. We were limited in our touring because we belonged to the Garde. In 1936, when for multiple reasons I left the Garde, Romby followed me, Chauvet left because he had reached retirement age and we replaced Lhomme with Charron. We called ourselves the Quatuor de Saxophones de Paris”

…その後、2名が参加しました。1名は、ギャルドに在籍していたロンムという奏者でした。もう1名は、ポール・ロンビーという奏者でした。彼は1934年からギャルドに入隊しましたが、あまり彼にはその職は合っていなかったようです。彼は、いくぶん普通でない仕事をしていました。しかし、四重奏メンバーとしては非常に精力的に活動しました。我々はギャルドの仕事があったため、演奏旅行はかなり制限されていました。1936年、いくつかの理由により私はギャルドを去りました。ロンビーもそれに続きました。ショーヴェは、定年のため退役しました。ロンムはギャルドに残ったため、ロンムの代わりにシャロンが四重奏団に加わり、パリ・サクソフォン四重奏団と改名しました。

"Interview with the Legendary Marcel Mule on the History of Saxophone Vibrato"より

ギャルド・レピュブリケーヌ・サクソフォン四重奏団の、1934年から1936年までの活動メンバーは、次の通りである。

Marcel Mule, Soprano Saxophone
Paul Romby, Alto Saxophone
Fernand L'homme, Tenor Saxophone
Georges Chauvet, Baritone Saxophone

1936年以降の、パリ・サクソフォン四重奏団としての活動メンバーは、上記ミュールのインタビューによれば、次のようなメンバーだったということになる。このメンバーで1945年まで活動した。

Marcel Mule, Soprano Saxophone
Paul Romby, Alto Saxophone
George Charron, Tenor Saxophone
Georges Chauvet, Baritone Saxophone

そのロンビー氏だが、四重奏としての録音はいくつか聴いたことがあるが、ソロの録音があるとは知らなかった。SPのトランス録音がYouTubeにアップされていた。時代は感じるが、ヴィブラートやふくよかな音色など、当時のトレンドをよく表している記録だ。ミュール、というよりも、曲(ライト・ミュージック、という感じ)のせいかヴィードーフに近いような印象も受ける。

Farniente


Saxo-Folie

演奏会情報:木村佳×守沢早也香デュオコンサート

いつもお世話になっているk.saxofocusこと木村佳さんが、同窓の守沢さんとともにデュオ・コンサートを開くそうだ。演奏会開催の、実習?を含む授業の一環とのこと。実習=演奏会とは、いかにも音楽大学の授業らしいなあと思いつつ(シラバス見てみたい)、いろいろと準備には大変な部分もあるのだろうなあと推察。

プログラミングは、2人が対照的となるような形で組んだとのこと。藤倉大の「SAKANA」とはまた…挑戦的なプログラムだ(こちらは木村佳さんが演奏するとか)。月曜日か、、、仕事が片付けば行ける…かなあ(汗)

【木村佳×守沢早也香デュオコンサート】
出演:木村佳、守沢早也香(以上sax)、大堀晴津子(pf)
日時:2015年12月7日19:00開演
会場:昭和音楽大学南校舎5階ユリホール
料金:入場無料
プログラム:
H.Villa-Lobos - Fantasia
Dai Fujikura - SAKANA etc.
問い合わせ:keikimura.05@gmail.com

2015/12/04

グレインジャーのサクソフォン作品集

オーストラリアの作曲家、パーシー・グレインジャーとサクソフォン界の関わりは深い。グレインジャー自身が軍楽隊でサクソフォンを吹いていたこともあってか、サクソフォンのために多くのアレンジ(自作・他作曲家の作品、両方)を残しているのだ。そのあたりの話は、以前ブログの記事とした。

グレインジャーが書いたサクソフォンのためのアレンジ作品を一挙にまとめたアルバム「Percy Grainger Music for Saxophones(Naxos 8.573228)」。サクソフォンとグレインジャーを結びつけて研究しているサクソフォン奏者、Joyce Griggs氏がトップに立って制作されたアルバムだ。Griggs氏は、Cleveland Institute of Musicにおいて副学部長(Associate Dean)の職に就く傍ら、2007年より、グレインジャーの室内楽作品を発掘、Percy Grainger Estateの許可を得てグレインジャー作品の編纂を進めている。その成果は、RBC Publicationsより楽譜として出版されている(リストはこちら)。

それらの楽譜を録音したCDということだろう(実際、ほぼ1対1で、リスト中の作品が取り上げられている)。サクソフォン・アンサンブルのCD、しかも知らない奏者ばかりがクレジットされており、「大概こういうアルバムってコンセプトは良いけど演奏がアレなんだよなあ…」と思って聴き始めたのだが、意外にも(失礼)非常に良く整った演奏に驚かされた。良く良く見てみると、第4回ジャン=マリー・ロンデックス国際コンクール第3位のPhil Pierick氏を始め、コンクール入賞等、かなりしっかりした経歴を持つ奏者が名を連ねている。一通り聴いてみたが、冒頭から一貫したクオリティ。これは演奏の面でも価値あるアルバムだと言えよう。

パーシー・グレインジャー - 固定されたド(あるいは鳴り続けるC)
クロード・ル・ジュヌ - 美しい燕
管楽器のための珠玉選 - マショー:バラード 第17番
パーシー・グレインジャー - 孤独な砂漠の男が陽気な部族のテントを見つける
管楽器のための珠玉選 - J.S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻 - 前奏曲とフーガ第5番 ニ長調 BWV 874
管楽器のための珠玉選 - フェラボスコ:4つの音符のパヴァーヌ
カール・グスタヴ・スパッレ・オールセン - クリスマスが来ると
管楽器のための珠玉選 - ジョスカン・デ・プレ:ラ・ベルナルディーナ
管楽器のための珠玉選 - J.S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 - フーガ第4番 嬰ハ短調 Minor, BWV 849
管楽器のための珠玉選 - ジェンキンス:5声のファンタジー第15番
管楽器のための珠玉選 - J.S. バッハ:行進曲 BWV Anh. 122
パーシー・グレインジャー - リスボン 「ダブリン湾」
カール・グスタヴ・スパッレ・オールセン - クリスマスが来ると
管楽器のための珠玉選 - ロウズ:6声のファンタジーとエアー第1番
管楽器のための珠玉選 - 作曲者不詳:天使は乙女に

2015/12/02

第7回サクソフォン交流会 アンサンブル団体募集要項公開

サクソフォン交流会のウェブページで、第7回サクソフォン交流会のアンサンブル団体募集要項が公開されました。

https://sites.google.com/site/saxkouryukai/

申し込み開始は2015年12月13日(日)22:00。多くの皆様の参加をお待ちしています!

こんなアルバムに平野公崇氏が参加

ちょっとした調べ物をしていたところ、平野公崇が参加した珍しいアルバムを見つけた。

オペラ歌手のアンネット・一恵・ストゥルナート氏が歌い上げた「愛の讃歌」というディスク。「見上げてごらん夜の星を」「いい日旅立ち」といった、誰にとってもお馴染みのメロディが収録されている。クレジットを見ると、「アンネット・一恵・ストゥルナート、Sato Kazuko、藤原清登、平野公崇」と書かれており、平野公崇氏が参加していることがわかる。

http://www.universal-music.co.jp/annet-strnadt/products/uccy-1019/

Google Play Musicで「見上げてごらん夜の星を」を聴くことができた。歌の合間の間奏で、シンプルなメロディを淡々紡ぐサクソフォンの音が聴こえてくる。音数が少なく、ちょっともったいない、と思ったり、いや贅沢かな、と思ってしまう。ちなみに「ラブ・イズ・オーヴァー」ではもっと活躍しているという評もネット上で目にした。また、以下のリンク先の情報によれば、ブルーオーロラSQの面々が参加している曲もあるようだ。

http://recochoku.jp/album/A1003297276/

Claude Delangle plays Ibert with Osaka College of Music Saxophone Orch

クロード・ドゥラングル教授が、大阪音楽大学のサクソフォン・コンサートに客演した際のライヴ録音をYouTubeで聴くことができる。2014年10月29日、ミレニアムホールにおいて、飯守伸二氏の指揮、大阪音楽大学サクソフォン・オーケストラとの共演。

ドゥラングル教授のイベールと言えば、某所で聴けるみなとみらいでのライヴ録音が有名だが、この録音も大変な名演と感じた。誰もが納得するフレージング、テクニック。こういう演奏を聴くと、やはり第2楽章は1オクターブ上げなければ…!と思ってしまうなあ。

また、独奏のみならず、バックのサクソフォン・オーケストラの完成度の高さも見事というほかない。