2015/09/08

「映像の世紀」を観ながら

NHKの名ドキュメンタリー「映像の世紀」デジタルリマスター版の放送がBSで進行中。同世代のご多分にもれず、歴史の授業でこの番組のことを知り、以来ファンであるため、このたびのデジタルリマスター版の放送が嬉しくて仕方がない。

とりあえず第1集を観た。もちろん数々の貴重な映像、例えばリュミエールの撮影した世界初の映像(シネマトグラフ)、1900年のパリ、ヴィクトリア女王の映像、京都の映像等々には見入ってしまうのだが、時おり出てくる軍楽隊の映像…ヴィクトリア女王の葬送行進や、ロマノフ王朝統治300年記念式典の行進…に目が釘付けとなる。もちろん「サクソフォンは映っていないか?」という意味で。

録音として残っているサクソフォンの音で最も古いものは、シリンダーに記録された演奏だと思われるが(どれが最も古い、という特定はできないが、1891年のギルモア・バンドの録音が残されている。サクソフォンを吹くのはエドワード・ルフェーブル)それでは、映像に残されているサクソフォンで最も古いものは、どのような映像なのだろうか。そして、音声つきの映像に残されているサクソフォンで最も古いのは、どのような映像なのだろうか。

研究のテーマとしたらきっと面白いだろう。想像するに、ダンス・バンドや、軍楽隊の類ではないかな、と思っているのだが、果たして。

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