2015/06/10

The New York Times紙上の野田燎氏の記事

1987年の記事であるが、野田燎氏が作曲家としての個展をニューヨークのMerkin Concert Hallで開いた時の、New York Times紙上の記事を同紙のアーカイブで見つけた。

http://www.nytimes.com/1987/05/17/arts/music-ryo-noda-in-debut.html

記事によれば、演奏されたのは以下の作品だったそうだ。

Phoenix [sax, dancer]
Guernica [sax, perc]
The Fourth Side of the Triangle in New York [sax, saxq, prepared pf]
Point minus 15 [pf]
Les Oiseaux

野田燎氏は、1976年から12年間、パリを拠点として欧米でサクソフォン奏者、作曲家として活躍した。1973年にはSACEM作曲賞を受賞、1974年に作曲した「Guernica」はフランス政府広報誌により絶賛され、今後注目すべき若手作曲家5人に選出されている。このニューヨークにおける個展は、野田氏が作曲家・演奏家としての活動をキャリアの中心に据えていたほぼ最後の時期でのリサイタルだということになる。この少し後、野田氏は日本へと戻り、"音楽運動療法"を広めるべく同療法の臨床研究にその軸足を移していくこととなる。

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