2014/05/06

クローバー・サクソフォン・クヮルテット&横山美里 スペシャルコンサート

昨日伺ったコンサート。

【クローバー・サクソフォン・クヮルテット&横山美里 スペシャルコンサート】
出演:クローバー・サクソフォン・クヮルテット、横山美里(pf)
日時:2014日5月5日(祝・月)14:00開演
会場:戸塚区民文化センター・さくらプラザ(戸塚駅徒歩1分)
料金:一般券:¥3000 学生券:¥2500(全席自由)
プログラム:
J.S.バッハ/田村真寛編 - トッカータとフーガ
G.A.ロッシーニ/バッコ編 - ロッシーニ・メドレー
リヴィエ - グラーヴェとプレスト
J.S.バッハ/栃尾克樹編 - イタリア協奏曲
S.ラフマニノフ - 前奏曲 Op.3-2 "鐘"
S.ラフマニノフ - 前奏曲 Op.23-4
F.リスト - 私的で宗教的な調べ 葬送曲1849年10月
ガーシュイン/石毛里佳編 - ラプソディ・イン・ブルー
A.ピアソラ - ミケランジェロ'70(アンコール)
F.ショパン - ノクターン(アンコール)

戸塚ってずいぶんと西の方にあるイメージがあったのだが(箱根駅伝の中継所として名前を知っていた)、住まいから意外と近くて、都心に出るのとあまり変わらないのではないか、というほど。クローバーSQが激烈に上手いのはもはや当たり前だが、ピアノも含めて、素晴らしいコンサートを楽しんだ。

ということで初めて伺う場所だったが、450席の、高天井のよく響くホール。若干空席が目立つ印象だが、GWのせいか、それともあまり宣伝を打っていなかったのか(演奏が素晴らしかっただけに、少しもったいないと思うのだった)。いつも見るようなアマチュアのサクソフォン吹きはほとんどいなかった。

前半がクローバーSQのステージ。クローバーSQの一番の魅力は、個人的には見事な弱音での音色にあると思っているのだが、もちろんその印象はそのまま、どの曲においても高レベルの演奏を展開する。ロッシーニは知っているメロディが次から次へと出てきて、本当に楽しい!グラプレは、グラーヴェ部分の解釈がちょっと聴いたことのない感じ。「イタリア協奏曲」の第二楽章の息の長いメロディは、美しさと儚さが同居して感動的であった。そういえば、若干いつも聴くクローバーSQよりもリラックスした雰囲気があったような…。

後半は、横山美里さんのピアノソロから。これまで名前を知らなかったが(長い間イギリスで学び、帰国後も各所で精力的に活動しているとのこと)、大変な名手であり、私なんかが聴いても凄いピアニストであることがわかる程だった。特に、ラフマニノフの2曲には感銘を受けた。テクニカルな面の素晴らしさはもちろん、朧げな美しい響きから、パワフルな響きまで、音色のバリエーションは実に多い。そして何より作品の素晴らしさ。一日前に聴いた仲道郁代さんのコンサートに続いて、ピアノという楽器の素晴らしさをまざまざと見せつけられた。

最後はジョイントで「ラプソディ・イン・ブルー」。実はこの曲の全体像を良く知らず、きちんとレポートができないのだが、おそらくピアノソロはそのまま、オーケストラをサクソフォン四重奏にあてはめたのかな?最初から最後まで、様々な響きが飛び出して、聴き手を飽きさせない。石毛さんはクローバーSQに絡んで様々な作曲やアレンジを提供しているが、またひとつ素敵な作品が出来上がった印象。もちろん演奏もハイレベルなことこの上ない。

アンコールもたっぷりと二曲。大満足だ。

帰り際に、田村哲と、いわきから聴きに来ていたIBCのKさんとともに、軽く飲み。そういえばKさんとじっくり話す機会も久々で、楽しい時間を過ごしたのだった。

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

ありがとうございました!
次はぜひうちあげも合流してください笑

坂口

kuri さんのコメント...

なんかフラっと現れてすぐに消えてしまってすみませんでした(爆)楽しかったです!またお会いしましょう!