2013/05/19

TsukubaSQ - Saxophone Concert Vol.5【東京公演】

ということで、無事終演。まずはご来場くださった皆様に感謝申し上げる。来場者数は(チケットの半券をカウントした結果)131人だったとのこと。170席のホールにこの人数だったので、かなり会場もしっかりと埋まっている感じがして嬉しかった。たしか2年前に演奏したときは114人?だったはずで、活動を積み重ねたぶんだけサクソフォン関連のお知り合いが増えた結果だろうか。また、今回はサクソフォン方面以外にもかなりチケットを購入いただいてありがたかった。

余裕をもって昨年の11月くらいに練習を始めたつもりだったのだが、蓋を開けてみればなぜかカツカツで、特に4月に入ってからはあれやこれやで大変だった。アラビアン・ワルツは編曲が遅れるし(じぶんのせいです)、ラヴェルは妙に難しいし、そして宣伝の方面では宣伝期間が短かったため直前までチケット枚数の消費が増えないしという、後半の工程にしわ寄せが来るといういつものパターンに陥ってしまった。この辺り、もうちょっと上手くやっていけないかなあと毎度考えるのだが…早く始めるということは今回試行したが、それだけではダメで、やっぱり最初にガントチャートでも作るしかないのか。

選曲とテーマについては、最初に「アレイ・ダンス」があって、ピアソラはまたやりたいねーという話があって、そういえば小倉君が「アラビアン・ワルツ」やりたいと言っていたなあとか、梶田さんが「クープランの墓」やりたいと言っていたなあとか、個人的には「Mrs Malcolm, Her Reel」やりたいなあとか、その辺りの思惑を集約したらテーマが「DANCE!」で行けそうだと気付いたのがきっかけ。アンケートでも書かれたとおり「舞曲で世界一周」という趣になったが、大方狙い通りだった。最近気づいたこととして、そういえば日本の舞曲を入れなかったな、と(選曲に迷いそうだが)。ピアニストの大嶋千暁さんは、一年半ほど前に小倉くんを通じて知り合ったが、大変素晴らしいピアニストである。単にアカンパニストとしての技術・音楽性・のみならず、ソリスティックな面も併せ持っている点が素晴らしいと思っている。もちろん、人間性も!この場を借りて改めて御礼申し上げる。

本番は、楽しかった。お客様が多かったのと、どの曲も結局演奏者も聴き手も楽しい作品ばかりだったので、当たり前といえば当たり前なのだが…。ラヴェルではクオリティ的に若干問題が出た部分があり、それについては長野公演に向けて練習を重ねるつもり。他の曲については、いずれも現時点でのベストに近い状態だったかもしれない。もちろんライヴならではの疵はいささかあるけれど…。一部については、YouTubeのTsukuba Saxophone Quartetのチャンネルで公開した。
http://www.youtube.com/tsukubasaxophone

内外のいろいろな方に助けられて演奏会ができるのだなあと改めて感じた。細かいことろまで書くとキリがないので書かないが、いろいろな方に感謝!である。

会場について、もう少し良いホールでできないかという意見も頂戴したが、今度もし自主公演を開くならば200席~300席くらいのホールかなあ。

あと、ちょっと泥くさい話で、ここに書くべきかどうかも迷う話題になるが…入場料を頂戴するというのは、実は自主公演では初めての試みだった。アマチュアの演奏でお金をとることが適切なのかそうでないのかよくわからなかったのだが、かかった経費をそれなりにカバーできたという点では良かった。このスタイルの継続は今後もアリなのかもしれない。個人的には今回の入場料が(広くお客様を集めることと)限界点かなあとは思っているが、一回しかやっていないのでやっぱりそれも良くわからず。試行錯誤して、いずれ良い落とし所を見つけることになるのかもしれない。

最後に、出演者での集合写真を。横井氏から提供いただいた。

とりあえず東京公演が終わったので、次は長野公演に向けて精進していきたい。次の土曜はラヴェルを中心に松雪先生レッスン予定。今度はピアソラの代わりにアトムハーツ!ぜひお越しください(笑)

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