2012/04/07

リハーサル風景に興味あり

当たり前だが、自分が所属する以外の四重奏団について、そのリハーサル風景を私達が目にすることは少ない。プロフェッショナル/アマチュアの四重奏団についても、同じことが言える。私達が観られる/聴けるのは、何度かのリハーサルを経た後の、多くの場合「完成された」演奏である。

プロフェッショナル団体にしろ、他のアマチュアの団体にしろ、リハーサル風景に興味がある。例えば、誰が発言して、どんな指摘があって、どのように演奏が完成形へと導かれていくのか…。特に、いわゆるプロフェッショナルのサクソフォン四重奏の有名団体は、いったいどんなリハーサルを行なっているのだろう?トルヴェールQは?ハバネラSQは?プリズムSQは?

デファイエQやキャトル・ロゾーは、いくつかの資料にリハーサル風景についてほんの少しだけ述べられている。デファイエQは、ジャック・テリーが「まず最初から最後まで一旦通す。デファイエが、細かく指摘していく」と、デファイエの記憶力の良さにテリーが感嘆している様子が述べられている。キャトル・ロゾーについては、冨岡氏が「稽古の時にほとんどディスカッションしない、誰かが"お願い、もう一度!"とやる」と、その特徴的な雰囲気を述べている。

「公開リハーサル」というような企画があったら、面白いんだけどなあ。オーケストラや吹奏楽ではあるような気がするが、あまり室内楽では聞いたことがない。むしろ、室内楽のほうがもっと面白いのではないかとさえ思っている。マスタークラスともちょっと違うもので、著名な四重奏団体が2つくらい、1時間ずつ公開リハーサルを行う…そんな催しがあったらなあ、と、最近妄想しているのだ。

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