2011/12/31

シャリーノの音響世界

サルヴァトーレ・シャリーノ Salvatore Sciarrinoは、イタリアの作曲家。管弦楽から室内楽、独奏曲、オペラまで多くの作品を作っているが、サクソフォンとの関わりで言えば超巨大編成のための重要な2作品「La Bocca, I Piedi, Il Suono」と「Studi per l'intonazione del mare」がすぐさま思い出されることだろう。サクソフォン"100本"というキーワードは思いつくのも難しいし、実現も難しいし…というところだが、CD出版されているし、その後再演もされているようだ。

YouTubeにリハーサル映像+通しのダイジェスト映像があったので、貼り付けておく。

「La Bocca, I Piedi, Il Suono」(サクソフォン4本、サクソフォン100本)


「Studi per l'intonazione del mare」(声、フルート4本、サクソフォン4本、打楽器、フルート100本、サクソフォン100本)


音らしい音を紡いでいくというよりは、どちらかというと多数のサクソフォンから聴いたことのない"音響"を引き出すイメージだ。ブレスノイズ、キイノイズ、スラップタンギング…と、特殊奏法の渦の中に身を委ねていると、音楽というよりは環境音を聴いているような感覚に陥ってくる。壮大な実験的な作品ではあるが、とにかくインパクトは絶大。

すでに各所で話題となっているが、1/17にオペラシティにおいて「Studi per l'intonazione del mare」の実演が行われる。詳細はこちら。行きたいけど…1月も引き続き仕事が繁忙期なので…行けるかな。

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本年最後の記事となりました。2010年に引き続き2011年も、ブログの目標「ひと月ごと、その月の日数と同じ数の記事を書く」が達成できました。これも、ご覧頂いている皆様方のおかげと思います。

皆様方におかれましては、良いお年をお迎えください。

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