2011/08/30

「文化論特講I」のノート

過去のブログ記事を漁っていたら、大学時代に受けた「文化論特講I」という講義のノートを公開している記事を見つけた。

私の大学には音楽に関する講義は一切無かった(と言っても過言ではない)のだが、何がきっかけであったのか、講師に現代音楽評論の大家、白石美雪氏(!!)を迎えて、日本文化と音楽を絡めた集中講義が開かれたのだ。履修申請もせずに潜り込んで、4日間にわたる講義を楽しんだ覚えがある。初日が現代音楽の外観、2日目が「Music Tomorrow 2007」鑑賞(マントヴァーニの「タイム・ストレッチ」にえらく感動した)、3日目と4日目が日本の現代音楽の歴史、という内容だった。

日本の現代音楽の歴史というと、日本戦後音楽史(上)日本戦後音楽史(下)に集約されるのだが、この二冊の内容を踏襲しつつも、講義自体は現代音楽の歴史を浅く広く扱い、聴き手となる私たちにとっても、実にわかりやすい内容だったことを覚えている。その時とったノートをWordファイルで保存していた。30分くらいで現代音楽の定義と日本の戦後の音楽について知るにはそこそこ良い内容だと思う。下記にリンクを示しておく。

http://www.geocities.jp/kuri_saxo/notes/lectures/

ちなみに、ノートの一部に12音技法の譜例を書いてあるのだが、サクソフォンでは有名な「あの曲」の旋律を引用している。わかる人はいるかなあ(笑)。

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