2011/02/09

West Side Storyの管楽器セクションクレジット

昨日の記事で取り上げたバーンスタインの「ウェスト・サイド・ストーリー」について、宮崎真一氏にご教示いただいた情報をきっかけに、クレジット情報を発見することができた。当時トランペット奏者として参加していたWilmer Wise氏の書き込みによるもので、ほぼ確実に信頼できる情報と言って良いだろう。

Flutes: Julius Baker, Harvey Estrin
Oboe: Ronald Roseman
Bassoon: Donald Mac Court
Clarinets: Al Regni, Les Scott
Alto Saxophone: Seymour Red Press
Tenor Saxophone: George Marge
Baritone Saxophone: John Campo
Bass Saxophone: Wally Kane
Trumpets: Wilmer Wise, Phil Ruecktenwald, David Gale
Trombones: Douglas Edelman, Larry Benz, Horns-Paul Ingraham, Robert Carlise

この録音セッションのために召集された臨時編成のオーケストラだが、バーンスタイン自身もドキュメンタリー中で言っているように、全編にわたって大変素晴らしい仕事をしている。しかし、なぜか奏者のクレジットは公式な情報がないようだ。

サクソフォンに限って言えば、まずアルトのSeymour Red PressはTommy DorseyやBenny Goodmanとともに仕事をしたこともあるポピュラーバンドのプロ中のプロ。テナーのGeorge Margeも、同じくポピュラー畑の出身で、クレジットされている録音は数多い(御用とお急ぎでない方は"George Marge"でGoogle検索を)。John Campoは木管低音を得意とする奏者。そしてWally Kaneは、New York Saxophone Quartetの奏者としてクレジット情報を見つけた。宮崎真一氏によると、セサミストリートの仕事などにも携わっていたようだ。

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