2010/07/23

John Harle SQの抜粋録音

かつて、John Harle Saxophone Quartetという四重奏団が存在したそうだ。結成後、それほど活動しないうちに休止状態に入ってしまい、その実態をよく知ることはできない。Clarinet ClassicsからCDがリリースされるという噂もあったのだが、その話も無くなったようだ。以前、ハール氏のマネージャーに問い合わせた時も、休止状態であり、コンサート、レコーディング、その他モロモロの予定はない、と返答を得た。

というわけで、リアルタイムで触れられないのが残念だが、バリトンを吹いていたフィンドン氏の昔のページに、抜粋録音が数曲アップロードされている。
http://www.flute.f2s.com/sound.htm

ここで聴けるのは、クルト・ヴァイル「三文オペラ」、デザンクロ「"四重奏曲"より第2楽章」、アストル・ピアソラ「タンゴの歴史より"Bordel 1900"」の3曲。どれも1分程度しか聴けないのだが、John Harle SQの演奏スタイルを知るには十分。

ヴァイルやピアソラの演奏を聴いてみてくださいな。ハールはグロウしまくりだし、内声の2人はところ構わずバンバン表に出てくるし、フィンドン氏はとんでもない音色だし(どんなセッティングなんだろうか)…。初めて聴いたときは、センセーショナルだった。今でこそ耳が慣れて普通に聴けるようになったけれど、それでも強烈。

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