2010/07/19

ミュールのこと

ふと思い立って、多摩川に沿って大田区から二子玉川駅まで、多摩川べりを7kmくらい延々と歩いてきた。最初は暑くて気が滅入りそうになったが、夕方が近づくにつれて涼しい風が吹き、心地良かったなあ。

写真は、途中の川辺の公園(?)にいたライオン、ではなく、ライオンの置物(遊具?)。なんだかあまりに不自然だったもので、思わずカメラに収めてしまった。

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そろそろお送りしたミュールのCDが皆さんのところに到着しているようである。ミュールについては、以前より何度もこのブログで話題にしてきたように、私は高校二年生のときに初めて聴いて以来のファンである。ファン、というか、聴いた瞬間にサクソフォンの極限系かも、とまで思ってしまったほどだ。

ただ、私は何も考えずともミュールの世界にハマってしまったクチなのだが、最近のサクソフォン界一般としては、それほど受け入れられやすいというわけでもないようだ。そこには何かしらの理由があるとは思っているのだが、未だに明確なものは見つかっていない。一番最初に聴いた曲にも関係するのかなあ(私はピエール・ヴェローヌ「ラプソディ」だった)。

Thunderさんが面白い記事を書いているのだが、ここでThunderさんはその素晴らしさを発見するプロセスにこそ意味がある、と書いている。確かに、1900年代前半の古きよきフランス音楽の時代とは、とっくに乖離してしまった現代の音楽界(残っているところには残っているけれど)においては、むしろ受け入れられないものとして捉えていくのが良いのかもしれない。

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