2010/02/08

Jean Matitiaのラグ・ミュージック

聴いて楽しい、ジャン・マティシア Jean Matitiaのラグ・ミュージックの演奏動画をご紹介する。クリスチャン・ロバ Christian Lauba名義で手がけている「9つのエチュード」等からは、およそ想像できない純粋に楽しい作品ばかりだ。

たぶん、これがいちばん有名でしょう。アルトサクソフォンとピアノのための「Devil's Rag」。演奏者は、アルノ・ボーンカンプ Arno Bornkamp氏とイヴォ・ヤンセン Ivo Janssen氏。こういった曲を演奏させたら、世界最高レベルの組み合わせじゃないだろうか。ラージアンサンブルのバージョンというのも存在し、そちらはボルドーのアンサンブルのために書かれ、J.M.ロンデックス氏に献呈されている。


これは初めて聴いたのだが、ものすごいパフォーマンスだと思う。The National Saxophone Choir of Great-Britainの演奏で「Crazy Rag」。大喝采。もとはサクソフォンとピアノのために書かれた作品で、なんとあのニコラ・プロスト氏に捧げられているそうな。


ちょっと落ち着いて「Chinese Rag」。これはクロード・ドゥラングル氏に捧げられた四重奏作品。作曲は1987年ということで、ドゥラング氏がパリ音楽院の教授に就任する前だが、どいった経緯で献呈されたのだろうか。


「Trap Rag」。これはもともとの四重奏作品で、なんとなんとマリー=ベルナデット・シャリエ女史に捧げられている。ロンデックス氏といい、プロスト氏といい、ドゥラングル氏といい、献呈先がいちいち豪華ですね(笑)。タッピング入りのスペシャル・バージョン。ソプラノサックスを吹いているのは、ロンデックス国際コンクールで第2位だったダグラス・オコナー氏である。

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