2009/11/18

ダニエル・デファイエの生徒たち(その7)

[1974]
新作課題曲:
Alain Margoni - Cadence et Danse
1er prix:
Yves Guicherd
Joël Batteau

ジョエル・バトー氏だ!おなじみ、フルモー・サクソフォン四重奏団のバリトン奏者。左の写真に代表される、髭を蓄えた姿は、一度見たら忘れられない。ルーベ音楽院のRené Desmon門下を卒業したのち、パリ音楽院に入学。現在は、母校であるルーベ音楽院の教授。ちなみに、フルモー四重奏団の結成は、バトー氏が言いだしっぺだったようだ(→波多江氏のインタビューを参照、非常に読み応えがある)。実はフルモー四重奏団の四人、ルーベ音楽院で同門なのだということだから、驚き。そういえば、フルモー四重奏団はライヴで聴いたことないなあ。まだ高校生のころ、長野に来たことがあったのだけど、大学受験を控えており、我慢したのだ。

新作の課題曲は、アラン・マルゴーニの作品。この作品を聴いたことはないが、「四重奏曲第一番」というサクソフォン作品が、フルモー四重奏団の演奏で聴けるCDがある。フェルド、マルゴーニ、ティスネ、ミゴというマニアックな曲目が収録された、非常に希少な自主製作盤で、この音源の入手にはmae-saxさんにお世話になった。「Cadence et Danse」はデファイエに献呈されており、現在はBillaudotから出版されている。

Yves Guicherdは、現在は作曲家として成功しているようだ。検索すると、いくつかの作品が引っかかった。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

初めてコメントします。

Yves Guicherd の Chanson pour Mamanという曲が大森先生の「ヴァカンス」に収録されており、私は楽譜も入手しました。

この方がサックス奏者というのは知りませんでした。有益な情報ありがとうございます。

kuri さんのコメント...

初めまして。コメントありがとうございます。私は当該アルバムを持っていないのですが、タイトルから想像するに優しい響きがしそうですね。

こちらこそ、興味深い情報をありがとうございました。