2008/08/21

侮れないぞ、協会の楽譜

私は日本サクソフォーン協会のB会員なのだが、協会から送られてくる封筒に、楽譜が同梱されていることがある。最近、その楽譜を実際の演奏に使う機会があったのだが、これがまた侮れないほどに良いのだ!手元にある楽譜は、以下の5つ。

もみじ(AATB)
ふるさと(AATB)
浜辺の歌(SATB)
シャボン玉(AATB)
おぼろ月夜(SATB)
冬景色~雪(SATB)

この5作品の編曲者は、"くぼた まり"さん。こういった童謡は、編曲する際に同じメロディの繰り返しをどのように飽きさせずにアレンジするかが、編曲者の腕の見せ所だと思うのだが、シンプルさを損なわずに何種類かの洗練された響きを構築する手腕が見事だと思う。サックス吹きではなく、作曲家か編曲家の仕事だと思うのだがなあ、どうなんだろ。

AATB編成の楽譜もあるが、音域を考慮すれば上手くSATBに書き換えることも可能だ。また、div.で重ねても綺麗に響く。「ふるさと」などは、先日の演奏会のアンコールでも演奏したが、(少なくとも演奏したメンバーには)なかなか好評であった。「浜辺の歌」の、妙にゆったりとならずに前進感が出るアレンジはなかなか。そんなわけで協会員のみなさま、見過ごすのはもったいないですよー。

こういう付録は、良いなあ。サクソフォーン協会には、ぜひこれからも続けて欲しい。

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