2008/06/21

ダッパーさんのライヴCD

今日は朝からフェルド「四重奏曲」の練習、その後東京に出て、Ensemble TXの練習。20時過ぎに帰ってきた。郵便受けを覗いたところ…ダッパーサクセーバーズのきんじさんから、演奏会のライヴCDが届いていたー!

「ブログ引越し記念特別企画(?)」として、ダッパーサクセーバーズさんの昨年の演奏会の録音を、ブログ読者向けに限定プレゼントする、という企画が立ち上がっていたのだ。私は残念ながら外れてしまったのだが、いろいろあって(?)、送ってくださることになったのである。しかも、当初の告知とは違った完全装丁版!間違いとかではないのかなー、と余計な心配をしてしまう。ありがとうございます。

これがそのCD。写真だとわかりづらいが、美しいジャケットに、ディスク表面へのレコードのようなプリント(こういうCD-Rが売っているのかな)。我々の演奏会後のライヴ録音集とは大違いだ。オマケ?としてなんと演奏会のパンフレットも付けてくださったのだが、そちらも非常に洗練されたデザインとレイアウトなのである。

さて、CDの中身だが、こんな感じ。

~幕前演奏~
栗原正己 - ピタゴラスイッチのテーマ
宮川彬良 - ゆうがたクインテット
~第1部~
P.イトゥラルデ - ギリシャ組曲
J.B.サンジュレ - サクソフォン四重奏曲第一番より
A.フラッケンポール編 - ラグタイム組曲より
~第2部~
中尾敦 - おやつはチョコケーキ
本多俊之 - サクソフォン・パラダイスより
渡部哲哉編 - 二つのアメリカ民謡
H.カーマイケル - スターダスト
菅野よう子 - Tank!
~第3部~
葉加瀬太郎 - 情熱大陸
L.バーンスタイン - ウェスト・サイド・ストーリー
A.I.ハチャトゥリアン - 組曲「ガイーヌ」より
~アンコール~
荒井由美 - ルージュの伝言
Secret Garden - ユー・レイズ・ミー・アップ

どれも良いのだが、やはり圧巻は第3部のラージアンサンブルだろう。30人、ということで、どういった響きがするのかドキドキしながら聴き始めてみたのだが(チューニングから聴いているこちらもドキドキ)、驚くほどにすっきりした演奏に舌鼓を打った。これは、凄い。普段、たったの8人でアンサンブルが上手くいかないと苦労している我々は、いったい何なんだ。

初回演奏会の立ち上げから、現在に至るまでの中で培われた貫禄のようなものを感じた。しかし変な緊張感があるわけでなく各人が音楽を楽しみながら、それでいてアンサンブルが精密なのだから…サクソフォンによるラージアンサンブルの、ある種の理想形を垣間見た気がする。最後に響く「ユー・レイズ・ミー・アップ」が、とても感動的で、何回も繰り返し聴いてしまっている。

四重奏や五重奏のほうは、ぜひシリアスな大曲を聴いてみたいな。馴染み深い曲をたくさん配置しているのは、一般のお客さんが多いからなのだろうか。伝統的なフレンチ・レパートリーや、ちょっと片足半分無調に足をつっこんだような曲も聴いてみたかったかも(^^)きっと、凄い演奏になる予感がするのだが。…と思っていたところで、渡部哲哉編の「二つのアメリカ民謡」が、ガツンと来るのだ。おぉ。

と、何だか変な感想になってしまった…(なんだかスミマセン)。「サックス大好き!」という、私たちと同じ気持ちを持ちながら、10年以上前から四国のサクソフォン界を盛り上げてきたアマチュア団体であるダッパーさん。大先輩格の団体として、これからのますますの活躍を祈念したい。

そして改めて、CDの送付ありがとうございました>きんじさん始めとするダッパーの方々

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