2007/03/12

ギャルドの秘蔵音源放送

1961年11月のギャルド・レピュブリケーヌ来日公演といえば、日本吹奏楽界の一大事件。レパートリーは行進曲ばかり、元気にパンパカパーンとやれば良かった日本のブラスバンド界に、初めて「芸術的」かつ「交響的」な響きがもたらされた瞬間だ。

で、どうやらこの度、その当時のライヴ録音がNHKのアーカイヴスから発掘されたらしい。フランソワ=ジュリアン・ブラン指揮ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団の1961年11月11日東京文化会館公演「Bプロ」。いまだかつてCDはおろかLPにすらなっていないこの貴重な録音、吹奏楽ファン垂涎の的ではなかろうか。しかもそれが近日中に放送されると言うことで、さらに驚きだ。

3/21(水・祝)13:00~25:00 NHK-FM「今日は一日"吹奏楽"三昧」

生放送12時間ぶっ通しの番組中、19:00ころに放送されるらしい。とりあえず番組全体の詳細なタイムテーブルを知りたいところだが、まだ公開されていないのだろうか。

サックス的興味としては、プログラムに含まれる「ボレロ」や「アルルの女第2組曲」か。あのミシェル・ヌオー Michael Nouauxのソロが聴ける、かもしれない。ついでに、ゲストの一人は須川展也さんとのこと(笑)。もしかしたら他の団体の録音で、須川さんの協奏曲も放送されるかもしれませんなあ。

ラジオだと困ったことに、マシな音質でのリスニングが期待できないのだが、そこは割り切るしかないか。何はともあれ、このギャルドの録音は耳にしておいて損はないと考える。吹奏楽好きの皆さん、当日の夕方はお家に引きこもりましょう。

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