2005/08/29

Modern plays Zappa

友人から借りたフランク・ザッパの作品集「Ensemble Modern plays Frank Zappa(RCA 82876 56061 2)」にはまっている。ドイツ最強の現代音楽アンサンブル「アンサンブル・モデルン」の演奏であのフランク・ザッパの楽曲が聴ける!贅沢なアルバム。

しかしアンサンブル・モデルン上手いですね。あまりに楽譜に忠実に弾かれているザッパ独特の気だるいメロディ線や、グルーヴ感が見事!「低予算編成管弦楽のための音楽」のヴァイオリンとトロンボーンの超絶デュオ演奏や30分近くに及ぶオペラ?「グレゴリー・ペッカリーの冒険」などなど…充実。

2005/08/26

久々にゴーティエを聴く

ダニエル・ゴーティエのアルバム「Miniatures(MDG 603 1149-2)」を久しぶりに引っ張り出して聴いてみた。カナダ出身のサクソフォーン奏者で、アレクサンドルサクソフォン四重奏団のソプラノ奏者として(音源収集を始めた)かなり最初のころから名前は知っているサクソフォニスト。ニュートラルな音色と飾らないシンプルな音楽性がウリで、このアルバムでも様々な小品をきっちり聴かせてくれる。

確かこのアルバムを購入したのはピアソラ「ブエノスアイレスの四季」のアルト+ピアノ編成目当てだったのだが、編曲が??なのと、特に演奏も面白みがない、ということで二年前に買って以来ずっとしまわれていたアルバムだった。

が、久しぶりに取り出して聴いてみたらこれがまた掘り出し物。二年間の間に自分の耳にかなりの変化があったということなのだろうか。ウォーレン・ベンソン「エオリアン・ソング」の作品もさることながら演奏の美しさ!最近話題の作曲家ピート・スウェルツの作品「クロノス」では超絶技巧をこれでもかとばかりにバシバシ決めてくれるし、小品集と甘く見ていたわりには充実していて驚き。というわけで、買って以来しばらく聴いていなかったCDを少し漁ってみようかと思う。

おおっ

ノート(ダイアリー)の容量が100Kbytesに到達。これを期に40Kbytesずつのファイルに分けて再アップ。完成したファイルは古い順にnotes00.html、notes01.html、notes02.html。

というわけでこれからは40Kbytesごとに通し番号付きで分割してアップしていきます。しばらくはこのファイルnotes02.htmlの更新かな。他のファイルはアーカイブということで。

作曲家紹介書き書き…

次回の吹奏楽団の定期演奏会の曲紹介(パンフレットに載る)を執筆中。…なのだが、キツイ。著名な作曲家だけあって情報量が多する!

要点の抜き出しに苦労するせいか、メンデルスゾーンとショスタコーヴィチとプロコフィエフの作曲家紹介を書くだけで休み休み6時間もかかっている。まだレスピーギとミヨーが残っているというのに。まあWikipedia(→http://ja.wikipedia.org/)はじめ、インターネット上に落ちている作曲家の情報量には感嘆するばかりですなのですが。しかしこの仕事の遅さ!文章書くのはそんなに苦手じゃないのだがな…まあ、締め切りは今月中とのことなのでもう少し頑張ろう。

明日から練習場所が開くのでコンクール練習再開。あと、いい加減そろそろアンサンブルコンテストの選曲をしないと(私信)。新学期も始まるし、54定の練習も入ってくるし、学園祭の練習も。短かった夏休みもそろそろ終わり…。

2005/08/24

合宿が終了

8/17~8/22は合宿だった。吹き過ぎで危うく口の中が血だらけになるところだったが、つくばに戻って来てから休養期間を取れることになり、ただいまコンクール練習再開に向けて充電中。部屋でCDを聴いたり楽譜書いたり料理したりしながら、ゆっくり過ごすことができて嬉しい。BGMは服部吉之先生の「デュオ服部サロンコンサート」。自分が所有しているCDの中で、唯一つくば市のノバホールで録音されたもの。高いテクニックに裏付けられた、確固たる音楽の流れが心地よい。特にバリトンサクソフォーンの演奏による小品が聴きものである。

合宿は、楽しかった。合宿期間中は練習していたか飲んでいたかの記憶しかないが、その中でいろんな人と一緒に吹いたり大いに騒いだりできた。よく考えればこれから先の人生、ほぼ同年齢の80人もの友人たちと、一週間近く寝食をともしながら音楽できる機会などないに等しいのだから。

本日つくばエクスプレス開通。東京までの交通手段が便利になるのは大変喜ばしいことだ。昨日は前夜祭のイベントで吹奏楽団として「スペイン」「宝島」を吹いてきたところ。ステージセットが高級で、ソロを吹くところなどなかなか楽しかった。

2005/08/14

On Fire

母方の実家に行ってきた。車で15分とかからないところにある。祖母に出していただいたそうめんとお菓子を食べながら、縁側でゆっくりまったり。ふと思いたち家の周りを散策してみる。祖父がなくなって以来作らなくなってしまった田んぼは、雑草が生えて荒れていた。昔は…田んぼの周りの畦道でいとこと鬼ごっことか…犬の散歩とか…。悲しいような寂しいような、不思議な感覚に襲われた。これを郷愁って言うのか?

音楽の話題も書かなければ。アルバム「On Fire(black box BBM1001)」に収録されているウィル・グレゴリー「Interference」がカッコいい。まるでホラー音楽のような点描的な導入に始まり、徐々にビートを刻みはじめるシンセサイザーに追従するソプラノ・サクソフォンのクールなこと!

「On Fire」収録曲は、どの曲もかなり洗練されていて楽しめるのだが、聴きとおすにはかなり体力が必要でした。悲劇の天才女流チェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレに捧げられたというディヴ・ヒース「On fire」(アルバムタイトルにもなっていますね)からハイ・ヴォルテージ。久々に聴き疲れするCDを買ってしまったという印象。

2005/08/13

帰省

昨日は上野駅でバスを降りた後、銀座線を使って渋谷まで行った。乗り換えなしの交通手段ならば、山手線とどちらが速いのだろうか。それほど違いが無かったような気がするが。

タワレコの割引ポイントが\3000分たまっていたのでサイモン・ハラーム「On Fire(black box BBM1001)」とユージン・ルソー「Eugene Rousseau and The Haydn Trio of Vienna(RIAX RICA-1003)」を購入。その後新宿のタワレコを初めて覗いてみたが、渋谷のほうが品揃えが良いように感じた。「なにわオーケストラルウィンズ2005」を買おうか迷った挙句、バスの時間が迫り買わずに退散。指揮者なし(!)の演奏で出塚健博「リベラメンテ」が収録されたり、サクソフォーンで雲井雅人氏が参加してたり、ミヨー「フランス組曲」が収録されてたりと、いろいろタイムリー。

久々の実家に到着。涼しいー、つくばに戻りたくないー。15日は成人式&花火、16日はIBB飲み、17日から合宿。三日間の間に中学高校大学三世代に渡る友人達と出会えるとは、なんという贅沢。

2005/08/12

次の定期演奏会のプログラム

本日8/12昼に帰省→合宿。しばらく更新がストップしそうだ。

筑波大学吹奏楽団の次回の定期演奏会で、「クラシックの作曲家による吹奏楽作品」と言うコンセプトのプログラムを取り上げる。プログラムに名を連ねる予定の作曲家はメンデルスゾーン、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、レスピーギ、ミヨーと、一筋縄ではいかない作曲家ばかり。

既に参考音源を何回か耳にしたり、初見合奏を何回かこなしたりしているのだが、その度に彼らの作品に接する喜びを覚える。ちょうど引退の演奏会になるが、このプログラムはなかなか幸せ。

2005/08/09

エンカルタのサックス項

msn(→http://www.msn.co.jp/)で現在期間限定キャンペーンで百科辞典「エンカルタ」を参照できる。「サクソフォーン」を検索してみたら、まあ普通のことが書いてあったのだが、サクソフォーンを独奏楽器とする演奏会作品の項にドビュッシーの「ラプソディ」とヴィラ=ロボスの「ファンタジア」がチョイスされていたのが何だか不思議。ドビュッシーはまだしもヴィラ=ロボスの「ファンタジア」とは。「ファンタジア」はマルセル・ミュールに献呈されたがミュールが既に演奏活動から引退していたため初演を行えなかった、という逸話がある。

楽鳴舎(→http://homepage2.nifty.com/rakumeisha/)のレコード・リストにマルセル・ミュール四重奏団のLP「The Saxophone Vol.2(London LS1076)」を発見。7月のレコード・リストなのでまだあるかどうかは分らないが…。ぜひ欲しいところだが、学生にとってはあまりに高すぎて手が出せません(\15,750)。シュミット「四重奏曲」、アブシル「タランテラ」「夢」、ピエルネ「民謡風ロンドの主題による序奏と変奏」入曲。シュミット「四重奏曲」はサクソフォーン協会の復刻アルバム「La Legende(A.SAX 98)」を持っているのだが、ピエルネかあ…惜しいな。

2005/08/08

コンクール突破後、一息

昨夜の打ち上げは終始場のテンションが高かった。なんだかんだ言ってみんな嬉しいんですよね。いろいろ偶然が重なって突破できたにしても、まずは素直に喜びました!東関東大会では、自分たちが満足のいく演奏をしてみたい。個人的な目標は、演奏の精度をギリギリまで上げること。まずはタンギングの連続とリズム処理を正確に吹けるようになることか。大舞台なのでやるからにはちゃんとやりたいと思う。

以前買ってきて、あまり聴いてなかったSaxofonquadratの新譜「Contrapunkt(自主制作盤?)」を聴きながらしばし休息。普通のクラシック・サクソフォーン四重奏の演奏とは違った作品の切り口が鮮烈。バッハ「フーガの技法(抜粋)」なんてNew Century Saxophone Quartetの演奏と比較するとまるで同じ曲には聴こえない。が、かなりカッコイイです。ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲がやや大味に聴こえてしまうのは仕方がないかな。

2005/08/07

突破!!

吹奏楽コンクール県大会突破~!東関東へ推薦されました。とてもうれしい。我が大学としては6年ぶり!

これから打ち上げです。とりあえずご報告まで。

2005/08/06

サン=サーンスのソナタ集

どうも大会前日というものは落ち着かないので、近くのコンビニで買ってきた「飲むヨーグルト」を飲みながらCalliopeから最近復刻されたサン=サーンスのソナタ集「Camille Saint-Saens / Les sonates pour instruments a vent(Calliope CAL 4819)」をかけている。現在23:30pm、明日は5:30am集合だというのに。サン=サーンスの管楽器ソナタにグノーの「小交響曲」、ダンディ「ダンス」がカップリングされた近代フランスの管楽作品集。

「純粋」というのはこういう演奏のためにある言葉かもしれない。どこを取り出しても、どこまでもシンプルで美しい音楽が溢れ出す。ブルグが吹くオーボエ・ソナタの素晴しさ。バソン・ソナタはもう何が何やら、テナーサクソフォンの音色にも聴こえるのは私の耳が悪いせいなのか。クラリネット・ソナタも他の演奏とは違ってどこか突き抜けているのがなんとも爽快。ダルコが弾く伴奏のピアノのもかなり聴き応えあります。グノーとダンディも頻繁に聴いている、この二曲は楽譜を見てみたいな。

「オーケストラを編成するとき、弦楽器はイタリア人、木管楽器はフランス人、金管楽器はロシア人にすると良い」とも聞くが、思いがけずその考えの正しさを認識させられてしまった。何度聴いてもあちこちから上質の音楽が滲み出る。木管吹き必携。意外と安く(\1700程度)購入できるのもうれしい。

2005/08/04

雲カルの定期演奏会情報

明日は吹奏楽連盟の全日本吹奏楽コンクール茨城県大会。さてさて。

雲井雅人サックス四重奏団定期演奏会で演奏される予定の伊藤康英先生編曲のバッハ「シャコンヌ」、先生ご本人曰く「最高の出来」だそうです(レックスの方に教えていただきました)、これは楽しみだ!先生の音楽に少なからず接してきた私にとって、先生が「最高の出来」と言うときの音楽は本当に最高です。

・雲井雅人サックス四重奏団第四回定期演奏会
出演:雲井雅人サックス四重奏団(雲井雅人、佐藤渉、林田和之、西尾貴浩)
9/29(木)18:30開場19:00開演
津田ホール(JR総武線千駄ヶ谷駅前)
全席自由4,000円
ベネット:サクソフォーン四重奏曲、西澤健一:サクソフォーン四重奏曲、イトゥラルデ:ギリシャ組曲、トゥール:哀歌、バッハ(伊藤康英編曲):シャコンヌ
http://www.keller.co.jp/rex/top.html