2005/10/03

雲カルの新譜

そろそろパソコンを修理に出そうかと思い、出す前に一度試しに起動してみたらなぜか起動してしまった。久々に自宅のパソコンから更新。しかし、相変わらずハードディスクドライブから異常シーク音が聞こえる上に、起動まで10分弱もかかるという不調っぷり。バックアップをとったらやはり修理に出すことを検討しよう…このままでは楽譜書きどころかレポート作成もままならない。

雲井雅人サックス四重奏団「チェンバー・シンフォニー」は予想通り素晴しいレコーディングで、最近特によく聴いている。整った四人の音色から生み出されるモーツァルトの「教会ソナタ」におけるサウンドが印象に残る。先日の演奏会でも感じたが、古典的なレパートリーにアプローチする際にはこのようなサウンドがぴたりはまることが多いのではないか。ミニマル・ミュージック風のケックレー作品は演奏者の楽しそうな様子がディスクを通して伝わってくる。続く「チェンバー・シンフォニー」第四楽章に渦巻く狂気が、直後のヴィヴァルディと極端な対を成す様は見事というほかない。

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