2005/07/04

サックスの演奏を聴きながら

サクソフォーン演奏の魅力とはなにか?アマチュアレベル~プロの大多数の演奏を聴いての感動は、

1、音色の美しさ、ヴィブラート、音量といった楽器的な側面に感動すること
2、その楽器に乗って耳にやってくる音楽(リズム・メロディ・ハーモニー)に感動すること

というふうに二つに分けられるだろうか。ここで注意したいのは、楽器というのはあくまで作曲家によって創られた音楽を表現するツールの一であるということ。それを踏まえてよく考えたら、今まで色々な演奏を聴いたが、1や1+2の感動はたくさん感じたことがあるが、2の感動だけ、というのは今までほとんど感じたことがないなあ。

演奏を聴きはじめた瞬間にサクソフォーンを聴いている感覚がなくなるような演奏って意外にも?稀なものだ。CDではせいぜい新井靖史演奏のフィオッコ「協奏曲」やハバネラ四重奏団演奏のリゲティ「6つの小品」やドゥラングル演奏の田中カレン「ナイト・バード」くらいか…思いつく演奏が少ない=いかに「サクソフォーンを聴いている」という感覚を持ちつつ演奏を楽しんでいることか!まあそれはそれで良いとは思うけど。

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